犯行の様子や犯人の姿を映すだけではない!「うそ」を見破ることが出来るのが防犯カメラの力!

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パトカー

店舗やオフィスなどに設置されているカメラには、犯行の様子や犯人の姿が映ることがあります。
映像が決め手となり、犯人逮捕や事件解決につながるケースも多くなっていますが、同時に「うそ」を見破ることも出来るのです。
今回は、「防犯カメラや監視カメラが見破った(うそ)」について解説します。

1.「男に現金を奪われた!」は、使い込みを隠すためのうそだった!

2022年3月に愛知県のパチンコ店の景品交換所に、押し入ってきた男に脅されて、保管していた現金を奪われたという通報があったそうです。
通報を受けた警察は、強盗事件として捜査を開始。
被害額は、250万円だったそうです。

しかし、この事件は思わぬ展開を迎えます。
警察が、「防犯カメラの解析」などを行った結果、不審な人物が映っていなかったそうです。
そこで、もう1度通報した女性に話を聞くと、この女性が保管していた現金を使い込み、それを隠すためにうその通報を行ったことが判明したとのこと。

この事件のポイントは、押し入ってきた男の姿が映っていなかったことです。
多額の現金を扱っている、景品交換所などでは防犯対策として、防犯カメラや監視カメラなどを設置しています。
そのため、犯人の姿が一切映っていなかったことを不審に思ったのでしょう。

<パチンコ店の強盗は女性のうそ>

松川
松川
少しの違和感や供述のズレから嘘はすぐにバレてしまいます

 

「偶発的な事故」と説明、だが教師の暴力行為だったことが判明!

報道によるとアメリカのある小学校で、2年生の男児が歯を折るという怪我を負ったそうです。
怪我の原因について、学校側は「偶発的な事故だった」と警察に報告。
しかし、警察は偶発的な事故でなかったことを知り、監視カメラの映像を入手して捜査を開始したそうです。
その映像には、教師が8歳の男児に向かってホッケーで使用するスティックを至近距離から投げつけている様子がしっかりと記録されていました。
男児は別の学校に転校し、スティックを投げつけた女性教師は解雇されたそうです。
この事件の大きなポイントは2つあります。

虚偽の説明をしていること
適切な対応を怠ったこと

まず、大きな間違いは明らかに教師の暴力行為だったのに、「偶発的な事故だった」と虚偽の説明をしていることです。
さらに、教師はもちろんですが、学校側も適切な対応を怠ったこと。
事故にみせかけようとしても、映像が証拠となり暴力行為であったことは明らかです。
誰も見ていないと思っているでしょうが、きちんとカメラは見ています。

<監視カメラが捉えた米教師の「暴力」>

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

イギリスの女性はうそを重ねて禁錮5年の判決を受けた!

世の中には、とんでもない「うそ」をつく人もいます。
あるイギリス人女性が、男性2人からレイプされたと告発したそうです。(計10件)
この告発を受けて、警察が捜査を開始、徹底的に捜査を行ったとのこと。
具体的には、次のようなものを調べたそうです。

ナンバープレートを自動認識するカメラ
設置されている防犯カメラ映像
通話記録

調べた結果、女性の主張が嘘だったことが判明。
女性が主張する時間や場所に、犯人とされる男性がいなかったことがわかったそうです。
日本にも設置されている場合がありますが、ナンバープレートの情報や防犯カメラ映像などを調べれば、いつ・どこにいたのかが確認出来るでしょう。
ですから、うそをついてもすぐにわかってしまうのです。
結局、すべてうそだったことなどから、反対に裁判にかけられて禁錮5年の判決を受けるという結果になったとのこと。

<レイプされたと嘘をついて…>

 

2.どのような罪に問われるのか?

NSS防犯カメラ

ここまでは、日本や海外でのカメラがうそを見破ってきた事例を紹介しました。
次に、知っておきたいのがうその申告をした場合に、「どのような罪に問われる可能性があるのか?」です。

<軽犯罪法違反(虚構申告罪)>
軽犯罪法第1条16項には、「虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出た者」と書かれています。
「虚構」とは、事実ではないこと、作り上げたこと、という意味です。
つまり、事実ではないことを警察に申告するのは犯罪になる可能性が高いと言えるでしょう。
ちなみに、この場合の罰則は、拘留または科料です。

参照サイト

<虚偽告訴罪>
刑法第172条には、「人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、三月以上十年以下の懲役に処する。」と書かれています。
例えば、自分と気が合わない人を刑務所に入れたいなどの理由で、通報するケースです。
この虚偽告訴罪に問われる可能性があります。参照サイト

その他にも、うそによっては「偽計業務妨害罪」や「威力業務妨害罪」などに問われる可能性があるそうです。

 

記録されるのは「うそ」ではなく「事実」のみ

現在では、業界・分野を問わず様々な場所にカメラが設置されています。
そのため、うそは簡単に見破られてしまうのです。
しっかりと覚えておきたいのは、記録されるのは「事実」のみであること。
自分が行った犯罪を誤魔化すため、他の目的で誤魔化すために、うそをついてもすぐに見破られてしまうのです。

 

罪に問われる可能性が高く、労力やコストがかかることも理解しよう!

「バレることはない!」そう考えてとんでもないうそをつく人がいます。
しかし、警察などでは捜査を行うのに映像を集める・聞き込みをするなどかなりの労力、コストがかかっているのです。
きちんと捜査をしてくれる人の気持ちを踏みにじるような「うそ」は、絶対についてはいけません。
また、罪に問われる可能性が高いため、リスクしかないでしょう。

松川
松川
捜査にウソは通用しませんので注意しましょう!

 

3.真実を映し出すのが防犯カメラ!うそは見破られる!

トラブル・事故・事件などの際に役立つのが防犯カメラです。
何が起きたのか・誰が起こしたのか、などの真実を映し出すことが出来、様々な事件・事故の解決に役立っています。
その一方で、とんでもないうそをつく人もいますが、真実が記録されているのですぐに見破られてしまうようです。
身勝手な理由で、うそをつくと罪に問われる可能性が高いので、絶対にやめましょう。


流れ

防犯カメラを設置したいと思ったときにどうすればいいのか分からない方も多いかもしれません、
業者にお願いして設置してもらうためには現地調査を行い設置場所を確認させていただく必要があります。
基本的には現地調査→見積→契約→工事という流れです。
しかし、マンションであれば理事会での説明や、企業であれば予算会議でのプレゼンなどが必要になることも。
お客様のご要望に応じて設置工事まで全力でサポートさせていただきます。
詳しくは↑をご覧ください。

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実際の事件から学べることはたくさんあります。
防犯カメラがきっかけで解決できた事件、防犯カメラがあれば解決できた事件もあります。
さまざまな事件から防犯カメラについて学びましょう。
そして防犯対策について一緒に考えましょう。

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