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防犯カメラの撮影範囲に注意!導入すべきカメラタイプの選び方

ベーカリー

皆さんが、防犯カメラを設置する際に最も気になるのが「撮影範囲」でしょう。
弊社にもお客様から、「どこまで見えるのか?撮影範囲はどのくらいなのか?」とお問い合わせいただくことがございます。
今回は、ご質問の多い「カメラで見える範囲」について解説。

目次

防犯カメラの撮影範囲に影響する要素とは?

結論から言ってしまうと、防犯カメラの撮影範囲は、「カメラのタイプ」「画角」「撮影対象までの距離」などによって大きく変わります。

カメラタイプによる撮影範囲の違い

まず、カメラのタイプによる見える範囲の違いについて見てみましょう。
現在、防犯カメラの主なタイプには、次のようなものがあります。

ボックス型
バレット型
ドーム型

ボックス型・バレット型・ドーム型の特徴と撮影範囲

ボックス型やバレット型のカメラの場合、撮影できる範囲はカメラを向けている方向に限定されます。
撮影範囲を広げるには、複数台のカメラを設置するか、ズーム機能や広角レンズなどを使い撮影範囲を設定する必要があるのです。

360度カメラ(全方位カメラ)のメリットと注意点

しかし、ドーム型の「360度カメラ(全方位カメラ)」は、ボックス型やバレット型と見える範囲が大きく異なります。
360度全方位を撮影できるので、撮影範囲は当然ボックス型やバレット型よりも広くなるのです。
また、360度カメラには、「全天球」と「半天球」があります。
全天球は、2枚のレンズが搭載されており左右だけでなく前後(上下)360度の撮影が可能です。
半天球は、通常1枚のレンズが搭載されており水平方向(左右)360度の撮影ができます。
ちなみに、全天球はVR体験用の映像などに利用されることが多いです。
反対に、半天球は店舗・オフィス・工場等の監視に使われることが多くなっています。
同じ、360度カメラでも違いがあることに気づくでしょう。

松川
松川
ちなみに屋外にドームカメラを設置すると水滴がついてしまったりすることがあります

<参照サイト>
360度カメラ(全方位カメラ)の特徴

画角による撮影範囲の違い!広角・望遠レンズの特徴

広角レンズ・望遠レンズの選び方

最初に、カメラのタイプによる見える範囲の違いについて解説しました。
しかし、違いが出るのはタイプによるものだけではありません。
次に、「画角による違い」について解説します。
ですが、その前に「画角」の説明をしていきましょう。
なんとなく、1度は耳にしたことがあるけれど、詳しくは知らないという人が多い画角。
これは、カメラで撮影した際に撮影できる範囲を角度で表したものです。
それから、この画角は一定ではなく搭載されているレンズの種類によっても変わります。
例えば、広角レンズは画角が広くなり、望遠レンズは画角が狭くなるのです。
焦点距離が長くなるほど、画角が狭くなります。

搭載されているレンズの種類や画角については、商品の仕様をチェックしてみるとよいでしょう。
メーカーのホームページの商品詳細の仕様に表示されています。

<参照サイト>
画角とは?

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

覚えておきたい3つのカメラレンズ

レンズの種類によって、画角が変わると解説しました。
とくに、覚えておきたい3つのカメラレンズがあります。
その3つとは、次のものです。

固定レンズ
バリフォーカルレンズ
PTZカメラ

固定レンズとは、名称からもわかるように焦点距離を変えられないレンズです。
ズームなどはできませんが、広範囲を撮影するのに適しているレンズ。

バリフォーカルレンズとは、固定レンズとは異なり一定の範囲内で焦点距離を変えることができます。
ただし、画角を変える場合にはピントの調整が必要となります。
取りたい範囲を調整できる点が、固定レンズとの大きな違いと言えるでしょう。

PTZカメラは、専用のコントローラーやスマホ、パソコンなどで自由にカメラの向きを変えることができます。
ズームはもちろん、ピントの調整も簡単に行えるので、遠隔監視などでよく使われています。
自分が確認したい方位を自由に見られるのが良い点と言えるでしょう。

3つのものについて解説しましたが、搭載しているレンズによって撮影したい範囲が変えられるもの、変えられないものがあるのです。

夜間の撮影範囲は赤外線照射距離で決まる

夜間

セキュリティ対策として、防犯カメラを設置する場合、当然夜間の撮影にも対応したカメラが求められます。
具体的に言えば、「赤外線機能」を搭載したカメラです。
注意しておきたいのは、赤外線機能を搭載したカメラでも撮影可能な範囲は一定ではないということ。
それぞれの「赤外線照射距離」は異なり、一般的には30m前後となっていますが、長いものになると200m先まで照射できるものもあります。
当然、遠くまで照射できるものの方が夜間の撮影できる範囲は広がりますし、照射距離が短いものは夜間の撮影できる範囲が狭まることになるのです。

そのため、赤外線照射距離はしっかりとチェックしておきましょう。

防犯カメラを設置するポイント

重要なのは、「どこまで見えるか?」だけで決めてしまわないことです。
設置する目的・場所などによって最適なカメラは大きく変わります。
例えば、屋外に設置する場合であれば耐久性・防水性・赤外線機能などが求められるでしょう。
そのため、総合的に判断して選ぶのがポイントです。

松川
松川
多ければ多いほどというわけでもなく、少ない台数でより効果的な設置位置もございます。

プロに相談しながら選ぶのがおすすめ!

今回は、「どこまで見えるのか?」について解説してきました。
しかし、見える範囲は様々なものによって大きく変わることがご理解いただけたと思います。
ですから、一概に「このくらい見えます!」とお伝えするのはとても難しいのです。
最も良い方法は、防犯カメラの設置業者に相談すること。
弊社では、設置を行う際の現地調査の際、お客様からのご希望があれば実際のカメラを使って「どのように映るのか?」をご確認いただけます。

ぜひ、防犯カメラのことなら弊社までお気軽にご相談くださいませ。

映せる範囲は様々なものによって変わる!

多くの方が、防犯カメラを設置する際、「どのくらい映るのか?」が気になることでしょう。
弊社でもお客様から多くのお問い合わせをいただきます。
ただし、映せる範囲というのは、カメラのタイプ・画角・レンズの種類・焦点距離・赤外線照射距離などによって変わるため一概には言えません。
また、設置する目的や設置場所によって、求められる範囲を変わります。
そのため、設置する目的や設置したい場所などを明確にしてプロに相談するのがよいでしょう。

この記事を書いた人

安達 智裕のアバター 安達 智裕 HYN株式会社 代表取締役

防犯カメラ専門サイト「防犯カメラドットJP」を運営し、防犯カメラの設置工事に20年以上の経験を持つ専門家。長年にわたる現場での知見を活かし、現在は自社メーカーとしてオリジナルの防犯カメラを開発・提供。さらに、AI技術を活用した顔認証・ナンバー認証機能を搭載した最新の防犯カメラを展開し、高度なセキュリティ対策を実現。防犯対策のプロフェッショナルとして、企業や個人向けに最適なセキュリティソリューションを提案し、安全・安心な社会づくりに貢献している。

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