防犯カメラ設置見積書作成します 見積り依頼

自治体の防犯カメラの導入事例|どんな目的で設置されているのか?

福岡市

皆さんの住んでいる自治体でも、防犯カメラの設置が進められていると思います。
一体、どのような目的で進められているのでしょうか?
今回は、「実際に防犯カメラを設置した自治体」「新設や増設する目的」について解説します。

目次

1.熊本県では熊本県警が計40台のカメラを設置!

合計40台のカメラを設置したことで、大きな注目を集めたのが熊本県です。
この防犯カメラは、熊本県警が設置・運用をしているもので、子ども達の通学路に20台。
さらに、商店街や中心の市街地などに20台の合計40台が設置されています。
「なぜ、40台ものカメラを導入したのか?」
主に次のような目的があるそうです。

子ども達の安全を確保するため
犯罪捜査のため
 客引きの防止のため
行方不明者の捜索に活用するため

つまり、犯罪抑止効果や住民の安心感を向上させるために設置されているのです。
また、犯罪が起きた際には重要な証拠となるだけでなく、捜査にも活用出来ると考えられています。
とくに、高齢者などの行方不明の捜索にも役立つでしょう。

参照サイト
<防犯カメラで地域の魅力アップも>

松川
松川
街に防犯カメラがあると安心しますよね。

防犯カメラは実際にどんなことに利用されているのか?

自治体で設置を検討する場合、どうしても問題になるのが「町内会や市に設置された防犯カメラや監視カメラがどのように役に立つのか?」ということです。
福岡県警察が運用している、「街頭防犯カメラシステム」では令和4年1月1日から令和4年6月30日までの間に次のようなことに撮影された画像が活用されています。

強制わいせつ事件の捜査
道路交通法違反
暴行・傷害・器物損壊事件の捜査
窃盗事件の捜査
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反

市や町内会などに設置するカメラについても、同様の効果を期待することができるのです。
事件が発生した場合の早期解決、トラブル防止などにも効果が期待できるでしょう。

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

痴漢対策として福岡市地下鉄では車両に防犯カメラを導入

各自治体では、防犯カメラの設置が進められていますが、屋外だけではありません。
例えば、福岡市地下鉄では、新しい車両に防犯カメラが導入されています。
この地下鉄では、2017年度から5年間で99件の痴漢が発生しており、犯罪対策として導入が決められたそうです。
他では、暴行事件も発生しているとのことで、このような犯罪の抑止として効果が期待されています。
現時点では、すべての車両に設置されているわけではありませんが、車両を更新する際に設置する他、残りの車両についても導入を検討しているとのこと。
設置が進めば、女性がより利用しやすくなるでしょう。

参照サイト
<福岡市地下鉄の全車両に防犯カメラ>

2.京都では「ポイ捨て防止」の切り札として防犯カメラを設置!

屋外カメラ

ゴミの不法投棄に対する対抗手段として、防犯カメラの設置を決めたところもあります。
三条大橋では、ゴミのポイ捨てが常態化しているため、防犯カメラを2台設置したそうです。
市の貸与制度を使って、市民団体が設置したとのことですが、抑止力として期待されています。
この地域では、LEDライトを当初は対策として導入していたそうですが、反対に周囲が明るくなり多くの人が集まる結果となってしまったそうです。
他にも、花を入れたプランターを置くという対策を行ったそうですが、最終的にはこのプランターも川に捨てられてしまったとのこと。
そして、切り札として防犯カメラの設置が行われたそうです。
綺麗な環境を維持するため、ポイ捨てをやめさせるため、犯人を特定するためにも効果が期待されています。

参照サイト
<後を絶たない『鴨川にゴミ捨てる人たち』>

岡山では集客効果を検証するためにAIカメラを設置している

一般的に自治体などに設置されるカメラは、防犯のために設置されることが多いですが、岡山県では少し変わった取り組みがされています。
中心市街地にある商店街3箇所に1台ずつのAIカメラを岡山市が設置したそうです。
このカメラで行えるのは、通行量の数値化・通行人の性別や年代の把握などとのこと。
これは、実証実験ということで、データはイベントなどでの集客効果の確認など、地域の活性化に役立てられるそうです。
大きな魅力と言えるのは、実際に数値化できる点。
数値化することで、イベントが成功したのかなど様々な検証が可能となりそうです。

参照サイト
<商店街に“AIカメラ”>

松川
松川
AIカメラは広く活用されています!

新潟県弥彦村では防犯カメラを30台増設

設置台数に注目してみると、新潟県弥彦村にも注目です。
年内に30台の防犯カメラを増設するとのこと。
増設する理由としては、村内の防犯体制を強化するため。
設置場所としては、新興住宅が多い場所などが中心となるそうです。
参照サイト
<新潟弥彦村が2022年内に増設>

松川
松川
設置が進んでいない地方にも少しずつ防犯カメラの必要性が伝わっていっています

3.様々な目的で導入が進んでいる!

それぞれの自治体では、様々な目的で設置が進められています。
最も大きな目的は、防犯目的ですが、それ以外にも役立てることができるでしょう。
子どもはもちろん、大人も安心して暮らせる街を作るためには、防犯カメラの設置が重要です。
地域によっては、補助金制度や助成金制度が設けられている場合もありますので、こちらも上手く活用してみましょう。

この記事を書いた人

安達 智裕のアバター 安達 智裕 HYN株式会社 代表取締役

防犯カメラ専門サイト「防犯カメラドットJP」を運営し、防犯カメラの設置工事に20年以上の経験を持つ専門家。長年にわたる現場での知見を活かし、現在は自社メーカーとしてオリジナルの防犯カメラを開発・提供。さらに、AI技術を活用した顔認証・ナンバー認証機能を搭載した最新の防犯カメラを展開し、高度なセキュリティ対策を実現。防犯対策のプロフェッショナルとして、企業や個人向けに最適なセキュリティソリューションを提案し、安全・安心な社会づくりに貢献している。

目次