こんにちは。防犯カメラドットjpの工事部です。このブログでは普段あまり話すことのないマニアックな部分についてお話します!「語りたいけど、分かってもらいない!」という工事部のモヤモヤを解消させてください(笑)


配線に欠かせないケーブルと言えば、「同軸ケーブル」があります。
昔から、防犯カメラ(アナログ)の配線として利用されているケーブルです。
今回は、この同軸ケーブルの規格や種類について紹介します。
少しマニアックな話になりますが、最後までご覧いただければ幸いです。
どのような規格があるのか?
一口に同軸ケーブルと言っても、全部同じではありません。
代表的なものには、2つのものがあります。
「JIS規格」と「MIL規格」の2つです。
まず、「JIS規格」についてですが、これは日本産業規格のこと。
日本における産業製品の規格、測定法などが定められている日本の国家規格です。
「MIL規格」とは、アメリカ国防総省が制定しているアメリカ軍の資材調達に関する規格のこと。
軍で使用することを想定しているので、防水・防塵はもちろん高温や低温、重力などに一定の基準耐えられなければならないという規格です。
弊社では、「JIS規格」しか使用しません。
使用されるのはどんなとき?
規格について解説しましたが、同軸ケーブルは具体的にどのような場面で使われるのでしょうか?
一般的によく知られているのは、テレビに使われている場面でしょう。
簡単に同軸ケーブルについて説明をするのなら、「映像に特化したケーブル」と言えます。
ですから、一般のご家庭でもテレビがあるのなら、間違いなく同軸ケーブルが使われていることでしょう。
実際に同軸ケーブルを見たことがないと言う人も多いでしょうが、実はとても身近で使われているケーブルなのです。

ケーブルの太さについて
少しマニアックな話になりますが、同軸ケーブルにはいくつかの太さのものがあります。
その中でも防犯カメラ用に使用するのは、「3C-2V」か「5C-FB」の太さだけです。
それ以外の太さの同軸ケーブルを使用することはありません。
では、「3C-2V」か「5C-FB」の2つの太さのケーブルをどのように使い分けているのか解説します。
基本的には、3C-2Vの太さを使用します。
しかし、次のような場合には、3C-2Vではなく5C-FBの太さの同軸ケーブルを使うのです。
使い分けについては、簡単に説明すると、機器をつなぐ距離によって使い分けるというイメージです。
どれでも使えばよいというものではなく、設置場所や距離、画質等を考慮しながら最適な太さの同軸ケーブルを選ばなければなりません。