防犯カメラの工事手法(屋外配線手法埋設編)埋設配線とはどのようなもの?|Vol.11|工事部のマニアックな独り言

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こんにちは。防犯カメラドットjpの工事部です。このブログでは普段あまり話すことのないマニアックな部分についてお話します!「語りたいけど、分かってもらいない!」という工事部のモヤモヤを解消させてください(笑)

 

工事部
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専門用語やマニアックな話になりますので独り言だと思って、是非読んでみてください!


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屋外に防犯カメラを設置する場合に行う工事の1つに、埋設配線があります。
埋設配線とはどのようなものなのか、どうやって工事を行うのかについて解説しますので、ご参考になれば幸いです

 

工事手法の1つ埋設配線とは何か?

様々な工事手法がありますが、その1つに埋設配線があります。
この工事手法は、その名称からもある程度想像できるように、土を掘り配線ケーブルを埋めて行う工事です。
配管があると邪魔になってしまう場合や、架空配線ができない場合などに行います。
他の工事手法に比べると、コストや時間がかかりがちです。
とくに、注意しておきたいのは地面が土なのか、コンクリートなのか、アスファルトなのかによってコストが大きく変わる点。
土であれば、スコップで穴を掘り配管に配線を入れて埋設します。

しかし、問題となるのは地面がコンクリートやアスファルトの場合です。
コンクリートやアスファルトの場合には、気合いで掘ることはできません。
その場合には、はつり機(電動ハンマー)を使って、コンクリートやアスファルトを削る・砕くという作業が必要です。
はつり機は、解体工事などでもよく見かける道具ですが、コストや時間がかかります

 

配線を埋設する際には配管を使う

埋設というのは、地面に埋めることですが、配線をそのまま剥き出しで入れることはありません。
保護するためにも配管を使います。
その際によく使われるのが、「CD管」です。
このCD管とは、コンクリート埋め込み専用の合成樹脂でできた配管。
また、隠蔽配管や露出配管には「PF管」がよく使われます。
どちらも配管であることから、「どちらも同じもの、大きな違いはない」と考えてしまいがちです。
しかし、実は似ていますが大きな違いがあります。
使い方を間違えると大変なことになるのです。

CD管とPF管の主な違いは、次の通り。

○ PF管には自己消火性があるが、CD管には自己消火性がない
○ CD管は耐候性が低いため露出配管には使用できない
○ PF管は露出配管が可能

PF管は屋内・屋外どちらでも使用出来る万能型ですが、CD管は埋設専用と使用出来る条件が限定されているのが大きな違いです。
CD管はオレンジ色となっているので、識別は簡単。

工事部
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皆さんはCD管やPE管といった単語は聞いたことありますか?

 

埋設する深さにもルールがある

ここまで、埋設配線について紹介してきましたが、配管に配線を入れて埋設すれば良いというものではありません。
深さにもルールがあるのです。
車両その他重量物の圧力を受けるおそれのない場所であれば、埋設の深さは0.3m以上が必要となります。
0.3m以上というのは、車両やその他重量物の圧力を受けるおそれのない場所での話で、影響を受ける場所では、さらに深く埋設しなければならないのです。

詳しくは、電気設備の技術基準の第120条2項「管路式」の規定に書かれています。
弊社の場合では、大型車両や重機などが頻繁に通る場所に埋設する際に5mの穴を掘ったこともありました。
ただ、埋設すれば良いのではなく、ルールに基づいて埋設工事をしなければならないのです。

 

 

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