空港にはどのようなタイプの防犯カメラが設置されているのか?ライブカメラを設置している理由とは?

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飛行機

皆さんも、仕事やプライベートで空港を利用されることがあると思いますが、空港には様々なタイプの防犯カメラが設置されているのをご存知でしょうか?
今回は、「空港にはどのようなタイプ、機能を持ったカメラが設置されているのか?」「空港によって、ライブカメラを設置しているのはなぜか?」について解説します。

1.顔認証や不審物の置き去り検知などが可能なカメラを設置している

出張や海外旅行などで、空港を利用されたことがある人も多いと思います。
お気づきになった方もいらっしゃるでしょうが、空港には様々なタイプの監視カメラや防犯カメラが設置されているのです。
その中でもよく知られているのが、AI機能を搭載したカメラ
具体的には、次のようなシーンで使われています。

<顔認証>
撮影した人物の顔を不審者リストと照合することなどが可能です。
出入国審査場などでも、顔認証ゲートが活用されています。

参照サイト
<顔認証ゲートの更なる活用について>

<置き去り検知>
長時間、その場所に置かれたままになっている荷物を検知することが出来ます。
これにより、不審物や危険物の早期発見が可能となるのです。
<滞留検知>
あらかじめ指定した時間以上、滞留している人を検知して、アラームを出すという機能。
ずっと空港内をうろついている、ずっと座り込んでいるなど、不審人物の行動を監視するのに役立ちます。
<侵入検知>
指定したエリアに、人が侵入した場合に管理者に通知することが出来る機能です。
立入禁止エリアなどに、不審者や一般の人が入らないようにするために必要な機能と言えるでしょう。

参照サイト
<国交省、羽田で最先端監視システム実験>

松川
松川
空港ではテロや荷物の盗難などさまざまな犯罪のリスクがあります

 

どのような体制で運用されているのか?

次に空港では、どのような体制で運用されているのか、ということです。
結論から言えば、具体的な運用方法については公表されていないということ。
公表されていない理由としては、「保安上の理由」というのが推測されます。
具体的な運用方法などを紹介してしまうと、テロリストなどに悪用されてしまう恐れがあるのです。

規模は、それぞれの空港によって異なりますが、不特定多数の人が利用していますし、エリアも広大となります。
順次警備員が巡回していますが、それだけではどうしてもカバーしきれないのが現状のようです。
人間ではカバーできない部分を補う形で、様々なタイプのカメラが導入されています。

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

録画期間について

最初に、空港には様々なタイプのカメラが設置されていると解説しました。
気になるのが、「どのくらいの期間映像が保存されているのか?」ということです。
事件が起きた場合には、捜査にも活用されるため、映像が保存されている期間が気になります。
結論から言ってしまうと、それぞれ異なるということです。
一般的には、1週間~1か月程度が保存期間と言われていますが、設置されている場所によっては、さらに長い期間に設定されている可能性もあります。
保存期間については、公表されていませんのであくまでも推測です。

それから、撮影した映像の利用目的についてですが、防犯・事故などが発生した場合の対応や調査確認・混雑状況の確認のためとなっています。

参照サイト
<個人情報・特定個人情報保護>

 

2.羽田空港にはカメラを利用した無人決済店舗もある

駐車場カメラ

基本的には、防犯などに利用されているカメラですが、違った使い方も出来ます。
それが、無人決済店舗での活用です。
天井に複数設置されているカメラで、利用者が手に取った商品や数量を把握、非接触で決済が可能。
商品のバーコードをスキャンすることや事前の登録なども不要です。
お土産用のお菓子などの購入が可能となっています。
レジ待ちが嫌だという人や、素早く買い物を済ませたいと考えている人におすすめです。

参照サイト
<ANA FESTA GO>

 

ライブカメラを設置している理由とは?

すべての空港ではありませんが、多くの空港ではライブカメラを設置して、その映像をリアルタイムで配信しています。
では、どうしてそのようなことを行っているのでしょうか?
次のような理由があります。

利用者に天候や滑走路の状況確認をしてもらうため
混雑状況の確認(駐車場に向けて設置されている場合など)をしてもらうため

まず、大きな理由として挙げられるのが、天候や滑走路の状況を確認してもらうためです。
ご存知のように、悪天候によって運航に影響を及ぼす可能性があるため、リアルタイムで天候を確認できるようにしていると考えられます。

それから、もう1つの大きな理由としては、駐車場の混雑状況を確認出来るようにするためです。
滑走路に向けてカメラが取り付けられているものもありますが、駐車場に向けて付けられているものもあります。
駐車場に向けて設置されているものは、混雑状況を確認してもらうために取り付けられていると言えるでしょう。
実際に、利用者から駐車場の混雑状況について問い合わせが多いそうです。
そこで、ライブカメラを設置して混雑状況を把握しやすいようにしているとのこと。
他には、飛行機が好きというファンの方のために公開しているとも考えられます。

参照サイト
<正面駐車場のライブ映像の配信を開始>

松川
松川
事前に混雑状況を知ることでスムーズに行動できます!

 

安全・安心を確保するためには様々なカメラが必要

広大なスペースがあり、死角が生まれやすい空港では、様々なタイプのカメラが必要です。
さらに、設置場所によっても求められるものが異なります。
目的にあわせて、最適な機能を持ったカメラを設置することが重要です。
とくに、AI機能を搭載したカメラは空港の安全・安心を確保するには欠かせないでしょう。

 

3.複数のタイプ・機能を持ったカメラが設置されている

テロなどの危険性がある空港では、様々なタイプ・機能を持ったカメラが設置されています。
例えば、顔認証・置き去り検知・滞留検知・侵入検知などの機能を持ったものです。
近年では、AI機能を持ったカメラが重要な役割を果たしています。
主に防犯などで利用されていますが、混雑状況の可視化、無人決済店舗などにも活用されているのです。
天候や滑走路の状況確認、混雑状況の確認のためなどに、ライブ配信を行っている空港もあります。
不特定多数の人が利用する空港では、カメラが欠かせないと言えるでしょう。


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