設置する際に最も注意しておきたい「プライバシーの侵害」防犯カメラの有用性とプライバシー保護との調和が大切!

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現在では、様々な場所に設置されている防犯カメラ。
事件や事故の重要な証拠としても活用されています。
その一方で、「プライバシー権を侵害された」として訴えられてしまうケースもあるようです。
今回は、設置する際に最も注意しなければならない、「プライバシーの侵害」について解説します。

1.過去の判例から学ぶ重要なポイントとは?

日本では、過去に防犯カメラによってプライバシー権を侵害された、として訴えを起こされたケースがあるのです。
では、このような場合、「プライバシーの侵害」であるかは、どのように判断されるのでしょうか?
判例を見てみると、次のような点が重要なポイントとなるようです。

目的
必要性
撮影の場所
撮影範囲
態様(ありさま、状態、様子などの意味)
撮影した画像の管理方法

上記に挙げたようなポイントを総合的に考慮して、プライバシー権を侵害しているのかを判断するとのこと。

<防犯カメラとプライバシー>

松川
松川
プライバシーについて現代ではかなり厳しくなってきています

 

問題になるのはどのようなケース?

次に、具体的にどのようなケースで問題となるのか、見ていきましょう。

目的が不明確なカメラの設置
不必要な部分まで撮影している
決められた目的以外に利用する
適正な管理が行われていない
画像の提供が制限されていない
プライベート空間へのカメラの設置
設置していることを掲示していない

大きな問題となりそうな例を挙げてみました。
絶対に避けたいのが、不明確な目的での設置です。
どのような目的であるかが、不明確な場合プライバシーの侵害として訴えられてしまうリスクが高いでしょう。
そのため、設置する際には目的を明確にすることが重要です。

そして、注意しておきたいのが「撮影範囲」
自分で取り付けた場合などに多いのですが、不必要な部分まで撮影してしまうというもの。
例えば、自宅に設置したが隣の家の中まで撮影してしまっているような状況です。
防犯のためなどに撮影する必要はありますが、不必要な部分まで撮影しないように、適切な撮影範囲を設定する必要があります。
当初の目的のみに利用すること、適正な管理を行うこと、画像の提供を制限することも大切となるでしょう。

それから、注意しておきたいのが一般的にプライベート空間と呼ばれる場所への設置です。
トイレ・更衣室等、そのような場所への設置はプライバシーの侵害となってしまうでしょう。
他には、設置していることをステッカーなどで掲示しておく必要もあります。

<「向かいの家の防犯カメラが我が家に向いて…」>

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

求められる映像の適正管理

多くの人が懸念しているのが、映像の流出・改ざん・減失などです。
それを防ぐには、映像の適正管理が求められます。

ハードディスクなどの記録媒体を処分する際は復元出来ないようにして、処分をする
保存期間を過ぎたものは速やかに消去または上書きによって消去する
記録媒体を設置している場所には施錠などを行う、許可した者しか入れないようにする
管理責任者や操作取扱者を指定しておく
適切な保存期間に設定しておく
パスワードを設定しておく

流出・改ざん・減失などの懸念があることから、慎重にデータを取り扱う必要があります。
もしも、適切な管理を行わなければ、訴訟を起こされるリスクが高まるでしょう。

<参照資料>

 

2.トラブルを避けるために出来ることとは?

飲食店カメラ

個人情報の保護やプライバシーの侵害を防ぐためには、どのようなことが出来るのでしょうか?
注目しておきたい機能が、「プライバシーマスク機能」です。
どのような機能なのかというと、撮影した映像に映る人や車両、特定の場所などをマスキング(モザイク処理)する機能のこと。
AIを搭載しているカメラでは自動で処理が行われるものもあります。
マスキングすることで次のようなことが可能となるのです。

人の顔や車のナンバープレートを隠せる
隣の家・近隣のビルや店舗・他の人の土地などを映さないようにする

訴訟に発展するケースもあるため、個人情報の取り扱いやプライバシーへの配慮に注意が必要となります。
このプライバシーマスク機能を利用することで、個人情報を保護したまま、あるいはプライバシーに配慮したまま映像を撮影・保存が出来るのです。
未然にトラブルを防ぐために、活用してみるとよいでしょう。

<プライバシーマスクとは>

 

Googleストリートビューでもぼかしのリクエストが可能

皆さんの中にも、Googleストリートビューを利用されている方が多いと思います。
誰かに道案内をする際やどこかに出掛ける際に、とても便利なサービスです。
しかし、便利な反面、窃盗犯などが現場の下見として利用することも多いと言われています。
このサービスでは、人の顔やナンバープレートなどを自動認識してモザイク処理がされるようになっていますが、完璧とは言えないようです。
あまり知られていませんが、プライバシー保護のために、Googleに対してぼかしのリクエストをすることが出来ます。
そのやり方は、とても簡単で表示されるメニューから「問題を報告」をクリックし、ぼかしを施したいオブジェクトを選択し、必要事項を記入し最後に「送信」で完了です。
監視カメラや防犯カメラの映像はもちろんですが、多くの人が利用するサービスでもプライバシーの侵害は許されません。
ちなみに、Googleストリートビューでぼかしをリクエスト出来る対象となるのは、次のようなものです。


自宅
表札
自分の車・ナンバープレート
別のオブジェクト

撮影されたくないものが映っている、悪用される恐れのあるものが映っているなどの場合には、リクエストを行いましょう。

<Googleストリートビューで自宅にぼかしをかける方法>

松川
松川
Googleストリートビューなどでぼかしが入っている部分をたまに見かけます

 

プロである専門業者に相談するのが最適

様々な場所で活用されている防犯カメラは、今や欠かせないものとなっています。
ただし、取り扱いや設置などを間違ってしまうと、プライバシー権の侵害として訴訟を起こされてしまう危険性もあるのです。
そのような状況を避けるためには、専門的な知識を持っているプロに相談するのがよいでしょう。
専門業者であれば、個人情報の保護やプライバシーへの配慮などを考慮しながら、適切なアドバイスが期待出来ます。
ですから、設置する際にはプロに相談しましょう。

 

3.効果的に防犯カメラを活用するには、プライバシーへの配慮が必要!

映像として記録することが出来る、防犯カメラは有用性が認識されていますが、プライバシー権の侵害として訴訟を起こされる可能性もあります。
重要なのは、有用性とプライバシー保護との調和です。
使い方を誤ると、大きな問題へと発展してしまうので、専門業者に相談しながら設置するのがよいでしょう。


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