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工場に防犯カメラを設置する目的やメリットとは?【事例付き】監視するだけではない活用方法

工場カメラ

日本では、「食の安全性」について高い注目を集めています。
また、食品工場以外の工場でも「品質保証」や「品質管理」が重視されているのです。
一般的に工場に防犯カメラを設置するのは、「防犯」や「監視」のためと考えられていますが、現在では様々な目的で設置されています。
今回は、工場にカメラを設置する目的やメリットについて考えてみましょう。

目次

1.工場の防犯カメラはどのような目的で設置されている?

一口に「工場」と言っても様々な種類のものがあります。
食品工場以外にも、印刷・製紙・化学・自動車・半導体・物流などの工場です。
現在では、工場の種類を問わず防犯カメラが必須となっています。
では、どのような目的で設置されているのでしょうか?
主に次のような目的で設置されています。

衛生管理・品質管理
従業員による不正の防止・監視
製品・部品・材料等の盗難防止
不審者の侵入などを防ぐための防犯
食品工場における異物混入の防止や原因究明のため

上記に挙げたように、現在工場では様々な目的で防犯カメラが設置されています。
人間の目で監視するには、どうしても限界がありますのでどうしてもカメラで映像を録画しなければなりません。

松川
松川
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設置する具体的なメリットとは?

最初に、どのような目的で設置されているかについて紹介しました。
次に、設置する具体的なメリットについて紹介します。
具体的なメリットは以下のようなものです。

異物混入などの、トラブルが起きた際の原因究明に役立つ、再発防止にも貢献
安全性を確保できる
業務効率を改善できる
一定の品質を保持できる
不正や犯罪を未然に防げる
工場内の死角を減らせる

まず、大きなメリットとしては、「様々なトラブルの原因究明に役立つ」ことです。
例えば、食品工場で異物混入が起きた際、カメラが設置されていないと「どの過程で異物が混入したのか?」「異物を混入したのは、内部の人間か?それとも外部の人間か?」などがわかりません。
従業員に聞き取り調査を行うくらいしかできないでしょう。
しかし、カメラが設置されていれば、録画されている映像を確認することで、「どの段階で混入したのか?」「誰が混入したのか?」などの原因究明に役立ちます。

それから、カメラを使って入退出管理を行うことで、外部からの侵入者を防げますし、「誰がいつ入ったのか、いつ出たのか」を記録できるのも大きなメリットと言えるでしょう。

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

異物混入が起きるとどのようなリスクがあるのか?

最も防犯カメラが必須となるのが、「食品工場」です。
食品工場では、様々なトラブルがありますが、その中でもとくに注意しなければいけないのが「異物混入」。
まず、異物とは何かですが、簡単に言えば通常食品に入っていてはいけないもののことです。
わかりやすいものでは、「金属片」「虫」などのもの。
東京都福祉保健局の資料によると、令和2年度の苦情件数は4,440件。
そのうち、異物混入に関する苦情は535件で全体の12%だったそうです。
保健所に寄せられる苦情の10件に1件は異物混入によるものということになります。
では、食品工場はなぜ「異物混入」を防がなければならないのでしょうか?
大きな理由は2つです。

購入されたお客様の健康被害を引き起こす恐れがあるため
企業の信頼を失う恐れがあるため

皆さんも食事をするときに、食品に異物が混入しているとは誰も想定しないでしょう。
想定していないと何が起きるのか?「異物を噛んだことで、歯が欠けてしまった」「口の中を切ってしまった」「アレルギー物質の混入によってアレルギー症状を引き起こした」などが考えられます。
食中毒やアレルギー物質の混入などでは最悪の場合には命を奪ってしまう可能性も十分あるため注意しなければなりません。
さらに、不祥事によって企業の信頼を失う恐れもあります。
取引停止や最悪の場合には倒産なども十分考えられるので、十分な対策が必要となるでしょう。

 

 

 

2.工場に防犯カメラを設置する際の注意点とは?

福岡市

ここまで、解説してきたように設置する目的やメリットについてご理解いただけたと思います。
ただし、どんなカメラでも設置すればよいというものではありません。
注意しておかなければならない点もあるのです。
とくに、注意しなければならないのが「データの保存期間」
保存できる期間は、容量・画質・データ量などによって大きく異なり、無制限に記録できるわけではありません。
製品を出荷する前に問題が発覚することもあれば、製品を出荷した後に問題が発覚することもあるので、保存期間には注意しなければならないでしょう。
食品・飲料などでは、少なくとも賞味期限を過ぎるまでは録画した映像を保存しておくべきです。

 

プライバシーに配慮することが重要

事業者は、防犯カメラを工場内に導入することで多くのメリットを得ることができるでしょう。
問題の解決や再発防止、安全性の確保や品質管理にも役立つはずです。
ですが、だからと言って工場内を自由にカメラで撮影しても良いとはなりません。
働いている従業員のプライバシーに配慮することが事業者には求められます。
国や各自治体では、防犯カメラの設置や運用等にガイドラインが設けられているので、ガイドラインに記載されている内容を参考にしてプライバシーに配慮しましょう。

 

プロに相談するのがおすすめ

オフィスなどと違い、工場内はとても広く、死角となる場所が多いのが一般的です。
そのため、どこに設置するのが最適なのか、どのくらいの台数を設置するか、どのような種類のカメラが最適かなどは一般の人には選ぶのが難しくなっています。
豊富な知識、経験を持っているプロに相談して設置するのが望ましいと言えるでしょう。

 

これからの時代には欠かせない!工場に設置することで様々な問題を解決できる!

今後の日本では、工場には防犯カメラが欠かせないものとなるでしょう。
以前は、監視が主な目的でしたが、現在では様々な問題を解決できることから、工場の種類にかかわらず多くの場所に導入されています。
お客様からの信頼を失わないためにも、カメラの設置は重要です。

工場の防犯カメラ設置事例


この記事を書いた人

安達 智裕のアバター 安達 智裕 HYN株式会社 代表取締役

防犯カメラ専門サイト「防犯カメラドットJP」を運営し、防犯カメラの設置工事に20年以上の経験を持つ専門家。長年にわたる現場での知見を活かし、現在は自社メーカーとしてオリジナルの防犯カメラを開発・提供。さらに、AI技術を活用した顔認証・ナンバー認証機能を搭載した最新の防犯カメラを展開し、高度なセキュリティ対策を実現。防犯対策のプロフェッショナルとして、企業や個人向けに最適なセキュリティソリューションを提案し、安全・安心な社会づくりに貢献している。

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