介護施設に防犯カメラを設置するメリットとは?介護職員による不正な現金の引き出しを防止できる?

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職員と利用者

最近、日本で大きな問題として取り上げられているのが、介護職員による不正行為です。
具体的には、介護施設に入居している人の現金を勝手に引き出すというもの。
今回のブログでは、「介護施設に防犯カメラを設置するメリット」や「介護職員による不正な現金の引き出しを防止する方法」について解説します。

1.設置することでどのようなメリットがあるのか?

まず、介護施設に「防犯カメラ」を設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
次のようなメリットがあります。

不審者の侵入の防止
夜間の徘徊の防止や早期発見
転倒事故の防止や、事故が起きた時の原因究明等に役立つ
職員による入居者への虐待の防止、入居者による職員への暴力の記録
職員による不正の防止や早期発見

上記に挙げたように、介護施設にカメラは必要。
一般のオフィスや店舗などと違い、様々なトラブルが起こりやすいためです。
例えば、認知症の方が夜間に徘徊する、施設を抜け出してしまう可能性があります。
夜間などは、対応できる職員の数が限られている場合が多いため、発見が遅れると重大な事故につながる恐れもあるのです。
しかし、カメラを設置することで少ない職員でも、すぐに気づける環境を構築できます。
センサーなどで感知した場合、すぐに知らせてくれるものもあるのです。

それから、介護の現場では、転倒事故などが起こる可能性もあります。
カメラで危険な場所を確認する、万が一事故が発生した場合には、どのような状況であったのかを映像で確認できるのも大きなメリットです。
さらに、職員による虐待、反対に入居者による職員への暴力を防止する、証拠として記録することも可能。
また、最近全国的によく報道されているように、職員による不正な現金の引き出しを防ぐのにも有効と言えるでしょう。

<参照サイト>
ホーム入所者のカードで300万円引き出す

松川
松川
ご家族への信頼関係の強化にも繋がります!

なぜ、現金の不正な引き出しが繰り返されているのか?

報道を見ていると、数百万円単位のお金が介護職員によって不正に引き出されているケースが目立ちます。
事件の中には、被害者の入居者が亡くなった後で、家族によって不正が発見された例もあるそうです。
最も大きな問題は、次のようなもの。

管理体制が甘い
不正に引き出されても、不正が行われていることに気づかない

認知症の方などの場合には、自分で資産の管理を行うのが難しいため、ご家族の同意を得て施設側が資産を管理することもあるそうです。
ですが、それはあくまでも必要になった場合だけで、頻繁に通帳から引き出すことは考えられません。
大きな問題は、管理体制が甘いということ。
施設側が管理をするといってもその管理体制が甘ければ、不正に引き出されてしまいます。
実際、不正に引き出されても、すぐに気づかないことが多いそうです。

この問題を解決するには、次のような対策が有効となります。

施設側が入居者の資産を管理する場合、定期的にその使用状況をチェックする
1人ではなく、複数人で使用した金額や何にしようしたのかなどをチェックする

これだけ不正の報告が多いのは、不正が行いやすい環境にあることが原因と言えます。
環境を変えるためには、定期的に状況をチェックすること、複数人で確認することが必須と言えるでしょう。
1人の職員を信頼して任せてしまうと、不正が行いやすい状況になってしまいます。
定期的に複数人でチェックすることにより、不正を防止し、仮に不正が行われた場合でも早期発見が可能となるのです。

<参照サイト>

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

カメラの設置で何ができるのか?

では、防犯カメラを設置することで何ができるのでしょうか?
結論から言えば、「内部の不正を防止すること」です。
事件の詳細を見てみると、入居者のキャッシュカードが盗まれて、不正に現金が引き出されていることもあるとのこと。
つまり、入居者が部屋を空けている間に、入居者の部屋からキャッシュカードを盗み出している可能性があるのです。
これは、職員が見回る時間や入居者が部屋を空ける時間を把握している職員であれば、簡単に行える行為と言えるでしょう。
このような犯罪を防ぐためには、カメラを設置し、不審な行動をする職員がいないかを監視するのが効果的です。
また、撮影されているという精神的なプレッシャーから犯行を抑止するという効果も期待できるでしょう。
盗み出した様子などが撮影できれば、重要な証拠にもなります。

 

2.もしもカメラを設置しない場合、どんな問題が起こるのか?

屋外カメラ

ここまでは、介護施設にカメラを設置した場合のメリットや、どのようなことができるのかについて解説しました。
では、もしも設置しなかった場合には、どのような問題が起こるのでしょうか?

被害に気づくのが遅れてしまう
誰が行ったのかわからない

撮影した映像を定期的にチェックしていれば、怪しい職員の行動などを確認できます。
しかし、映像を撮影していなければ、不正に気づくのが大幅に遅れてしまう可能性があるのです。
遊びに使う、ギャンブルに使う、高級車などを購入するなど、すでに不正に引き出した現金が使われてしまって、お金が手元に戻らないリスクが高まります。

それから、介護施設は、1人の入居者に対して、1人の職員で対応しているわけではありません。
複数の職員が対応するのが一般的です。
もしも、不正が行われても誰が、それを行ったのかを特定するのが難しくなります。
記録した映像から、犯行を行った職員を特定できる可能性もあるので、カメラは必須と言えるでしょう。

 

どのような場所に設置するべきか?

効果的な設置場所についてですが、次のような場所に設置するのがおすすめです。

玄関などの出入口
通路
事務所
駐車場
ホールなどの入居者が集まる場所

出入口は、不審者の侵入を防止するため、面会のご家族の確認、入居者の無断外出の防止に効果的です。
通路では、夜間の徘徊や転倒事故などの防止のために必要です。
事務所には、個人情報や金銭管理等を行っている場合もあるので、内部の不正防止という意味で効果的。
駐車場では、事故の記録やイタズラ等の防止などに役立つでしょう。
また、ホールなどの普段多くの入居者が集まる場所には、事故防止のために必要です。
個人の居室については、プライバシーへの配慮が必要となるため、必ずしも設置するのが適切とは言えません。
プライバシーへ配慮するのは、もちろんご家族の同意を得る必要があるでしょう。

松川
松川
防犯カメラのプロに相談して適切な設置位置の選定をオススメします!

 

専門業者に依頼して設置を行う!

目的・設置場所によって、適切なカメラや台数が異なります。
そのため、介護施設にカメラを設置する場合には、プロの専門業者に相談するのがよいでしょう。
より効果的な提案をしてくれます。

 

監視することで、不正をさせない!カメラの設置で現金の不正な引き出しを防止!

全国的に、介護施設の職員が入居者の現金を不正に引き出すという事件が増えています。
事件を増やさないためには、カメラを使った監視が欠かせません。
不正が行えない環境を構築することが大切です。
また、日ごろから、定期的に入居者の資産状況におかしなものがないかチェックすること、複数人の職員がチェックを行うことも必要。
介護施設に防犯カメラを設置するなら、ぜひお気軽に弊社までご相談くださいませ。


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