防犯カメラの工事手法(屋外配線手法架空編) 架空配線とは何か?|Vol.10|工事部のマニアックな独り言

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こんにちは。防犯カメラドットjpの工事部です。このブログでは普段あまり話すことのないマニアックな部分についてお話します!「語りたいけど、分かってもらいない!」という工事部のモヤモヤを解消させてください(笑)

 

工事部
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専門用語やマニアックな話になりますので独り言だと思って、是非読んでみてください!


のれん近くカメラ

様々な工事手法がありますが、今回ご紹介するのは「架空配線」についてです。
架空配線とはどのような工事なのか、どのようなルールが決められているのか解説します。

 

どのようなものが「架空配線工事」になるのか?

駐車場、工場、太陽光発電所、資材置き場などで行われることが多いのが「架空配線工事」です。
「架空」と聞くと、「存在しないもの、想像上のもの」などの意味を想像してしまいがち。
良い意味ではありませんが、「架空請求」という言葉もよく聞きます。
もちろん、架空配線とは存在しないもの、想像上のものなどの意味ではなく、「空中にかけわたす」という意味で使われているのです。

皆さんも空を見上げてみると、多くの配線が空中にかけわたされている姿を目にすることでしょう。
電柱から電柱に配線ケーブルがかけわたされており、各家庭などに引き込まれています。
つまり、架空配線工事とは、電柱から電柱へ、あるいはポールからポールへと配線ケーブルをかけわたす工事のことです。

 

ルールに従って工事を行う

空中に配線ケーブルをかけわたすのが、架空配線工事と解説しました。
しかし、自由に配線ができるわけではありません。
決められたルールに従って工事を行う必要があります

○ 交通に支障がでないようにするため
○ ケーブルをひっかけないようにするため

とくに、道路上の場合などは様々な車両が通過します。
低い位置に配線されている場合、大型車両がひっかけてしまう恐れがありますし、車両の通行の妨げとなる恐れがあるのです。
大きな事故に恐れもあるため高さについてはきちんとルールが決められています。
引込線地上高および離隔については次のとおりです。

○ 道路横断(車道上)の地上高が5.0m以上
○ 道路横断(歩道上)の地上高が4.0m以上
○ その他の場所の地上高が4.0m以上
○ 交通支障がない場合は2.5m以上

(※東京電力エナジーパートナー 「引込線地上高および離隔について」より引用)
施工業者には、正しいルールに基づいた工事が求められます。

工事部
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ルールに従って工事を行っています!

 

工事のやり方について

架空配線工事では、そのまま配線ケーブルを張るのではなく、支持線などを使って支持をしながら配線を行います。
これは、風などで飛ばされたもので配線が切断されるのを防ぐためです。
それから、わざと配線をたるませるのも大きな特徴と言えるでしょう。
電柱などでもまっすぐピンと張っているのではなく、たるんでいる姿を目にします。

もちろん、これにはきちんとした理由があるのです。
電線をまっすぐ張ると、引っ張るために大きな力が必要となります。
そのため、配線を支える、電柱・ポール・鉄塔などには大きな負荷がかかるのです。
ですが、わざとたるませることで、負荷を軽減できます。
ですから、配線がたるんでいるのは、工事に失敗したわけでも、技術が未熟というわけではなく、正当な理由があるのです。

今度、家の近くなどで空を見上げて配線を見てみましょう。
きっと、たるみがあるはずですよ。

 

 

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