現在、日本で多発しているのが、子どもを車内に置き去りにしてしまうという事故です。
保育園や幼稚園の送迎バスや、保護者の車内に置き去りにされてしまった子どもが命を落としてしまうケースが増えています。
幼い子どもの命を守るために、防犯カメラで出来る最新の対策について見ていきましょう。
このような悲しい事故を繰り返してはならないのです。
1.夏場に繰り返される悲劇
近年、夏場に繰り返し起きているのが、車内に子どもが置き去りにされてしまうという事故。
エアコンがついていれば、車内の温度は快適に保たれますが、そうでなければ車内は短時間でかなりの高温となってしまいます。
その結果、熱中症で命を落としてしまうケースが後を絶ちません。
報道などでもすでにご承知の通り、保育園や幼稚園の送迎バスや保護者の車内に置き去りにされてしまうなど、様々な場所で事故が起きています。

約3割が「車に子どもを残したまま車を離れた」経験がある!
皆さんは、「車内に子どもを置き去りにするなんて考えられない!」と思うでしょう。
しかし、実際にはどこで起きてもおかしくないと言えるようです。
三洋貿易株式会社が行った、「子どもの車内置き去り実態調査」によると、全体の30%、直近1年間に限ると全体のおよそ5人に1人が子どもを車内に残して車を離れた経験があると回答したとのこと。
それから、幼稚園・保育園で送迎を担当している人を対象に行った調査では、全体の7.9%の21名、直近1年間では全体の5.6%の15名が園児の車内置き去りを経験したという結果が出たそうです。
この数値を見てみると、子どもの置き去りは絶対に起こらないものではなく、どこでも起こる可能性のあるものだということがわかるでしょう。
過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。
どうして車内に子どもを置き去りにしてしまうのか?
では、どうしてこのような子どもの置き去りが全国的に繰り返されているのでしょうか?
いくつかの原因が考えられます。
代表的なものとしては、次のようなものです。
2.置き去り事故を防ぐための対策とは?

国土交通省でも、相次ぐ送迎バスでの置き去り事案を受けて、「送迎バスの安全装置設置の義務化」や「安全装置の仕様に関するガイドラインの策定」などを進めています。
現状考えられている安全装置には、大きく分けて2つのものがあるようです。
自動検知式
とくに、注目しておきたいのが自動検知式。
こちらは、カメラのセンターなどによって車内に置き去りにされている人を検知する機能。
エンジン停止後に、置き去りにされた人を検知すると、アラームで知らせる機能などが考えられています。
注目されているのはAIの力
一般的な防犯カメラや監視カメラを設置するだけでは、子どもの置き去りを防ぐのは難しいでしょう。
そこで、注目されているのがAIの力です。
近年では、AIを搭載したカメラも増えてきましたが、子どもの置き去り防止対策としても大きな期待が寄せられています。
最も注目したいのが、人間の顔を認識出来る点です。
すでに、様々な場所で顔認証が使われていますが、この技術を使うことによって車内に残る人を認識することが出来るでしょう。
また、離れた場所から監視出来るようにしておくことも重要です。
さらに、人の顔を検知出来るだけでなく、検知した際に周囲に知らせることも可能。
警告音や光で知らせることで置き去りを防止出来るのです。
それぞれのカメラによっても異なりますが、夜間や車庫の中の暗所でも撮影が出来るように、赤外線機能を搭載しているものもあります。
人の力だけで事故を防ぐのは難しい!AI搭載のカメラを活用しよう
結論から言えば、人の力だけで多発する子どもの置き去り事故を防ぐことは難しいでしょう。
どうしても、ヒューマンエラーが起こるためです。
大切な子ども達の命を守るためには、人の力だけでなくAI搭載のカメラの力を使うのがよいでしょう。
上手く活用することで、死角を少なくして、事故のリスクを大幅に下げることが出来ます。
3.悲しい事故を繰り返さないためにはAIの力を活用しよう!
全国で相次いでいる、子どもの置き去り事故。
このような誰も望まない、悲しい事故を防ぐためには人間の力だけでは難しいでしょう。
事故を防止するための対策として、有効なのはAIを搭載したカメラを活用することです。
顔を認識する、様々な検知機能を搭載したカメラであれば、子ども達の安全を確保するのに貢献してくれます。



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