多発する悲しい子どもの置き去り事故を防げ!防犯カメラで出来る最新の対策について解説!

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保育園

現在、日本で多発しているのが、子どもを車内に置き去りにしてしまうという事故です。
保育園や幼稚園の送迎バスや、保護者の車内に置き去りにされてしまった子どもが命を落としてしまうケースが増えています。
幼い子どもの命を守るために、防犯カメラで出来る最新の対策について見ていきましょう。
このような悲しい事故を繰り返してはならないのです。

1.夏場に繰り返される悲劇

近年、夏場に繰り返し起きているのが、車内に子どもが置き去りにされてしまうという事故。
エアコンがついていれば、車内の温度は快適に保たれますが、そうでなければ車内は短時間でかなりの高温となってしまいます。
その結果、熱中症で命を落としてしまうケースが後を絶ちません。
報道などでもすでにご承知の通り、保育園や幼稚園の送迎バスや保護者の車内に置き去りにされてしまうなど、様々な場所で事故が起きています。

<送迎バスに子どもを置き去り過去に19件>

松川
松川
夏場は買い物に行って駐車場にとめている車に戻るとすごく暑いことありますよね

 

約3割が「車に子どもを残したまま車を離れた」経験がある!

皆さんは、「車内に子どもを置き去りにするなんて考えられない!」と思うでしょう。
しかし、実際にはどこで起きてもおかしくないと言えるようです。
三洋貿易株式会社が行った、「子どもの車内置き去り実態調査」によると、全体の30%、直近1年間に限ると全体のおよそ5人に1人が子どもを車内に残して車を離れた経験があると回答したとのこと。

それから、幼稚園・保育園で送迎を担当している人を対象に行った調査では、全体の7.9%の21名、直近1年間では全体の5.6%の15名が園児の車内置き去りを経験したという結果が出たそうです。
この数値を見てみると、子どもの置き去りは絶対に起こらないものではなく、どこでも起こる可能性のあるものだということがわかるでしょう。

<「子どもの車内置き去り実態調査」結果を公表>

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

どうして車内に子どもを置き去りにしてしまうのか?

では、どうしてこのような子どもの置き去りが全国的に繰り返されているのでしょうか?
いくつかの原因が考えられます。
代表的なものとしては、次のようなものです。

<他のことに気を取られて子どもを車内に残していることを忘れる>
信じられないと思うでしょうが、他のことに気を取られて子どもを車内に残していることを忘れてしまうというケースがあります。
例えば、パチンコや買い物などに熱中してしまうケースです。
< 危険性について理解していない>
こちらも大きな原因と考えられます。
「短時間であれば大丈夫!」「エンジンをかけて、エアコンをつけておけば大丈夫!」など、車内に子どもを置き去りにする危険性を認識していない人が多いのも大きな原因です。
2021年には福岡県のドラッグストアで、車内に残されていた子どもの1人が助手席にあった発煙筒を使って遊んでいたところ、出火して車が燃えるということがありました。
幸いこの火事では、母親が助け出したためけが人はいなかったということですが、一歩間違えれば幼い子ども達の命は奪われていたことでしょう。
様々な意味で、子どもだけを車内に残すのは危険なのです。

<子ども3人が残っていた車が炎上>

<担当者の意識が不足している>
送迎が行われている幼稚園や保育園では、担当者の意識が不足しているのも大きな原因と言えるでしょう。
乗っている園児が全員降りたのかをきちんと確認せずに、車庫にバスをしまってそのまま帰ってしまうケースも多いと聞きます。
意識と確認不足によっても起こると言えるでしょう。

<通学バスに小学生女児が置き去り>

<人手不足>
それから、人手不足というのも指摘されています。
本来であれば、送迎バスなどは複数の人が園児の数を数える、定期的に確認を行えば防げると考えられます。
しかし、実際には人手不足や他の業務に忙殺されてしまい、担当者だけに任せてしまっているようです。
その結果として、悲劇が繰り返されていると考えられます。

 

2.置き去り事故を防ぐための対策とは?

運転

国土交通省でも、相次ぐ送迎バスでの置き去り事案を受けて、「送迎バスの安全装置設置の義務化」や「安全装置の仕様に関するガイドラインの策定」などを進めています。
現状考えられている安全装置には、大きく分けて2つのものがあるようです。

降車時確認式
自動検知式

とくに、注目しておきたいのが自動検知式。
こちらは、カメラのセンターなどによって車内に置き去りにされている人を検知する機能。
エンジン停止後に、置き去りにされた人を検知すると、アラームで知らせる機能などが考えられています。

<参照サイト>

 

注目されているのはAIの力

一般的な防犯カメラや監視カメラを設置するだけでは、子どもの置き去りを防ぐのは難しいでしょう。
そこで、注目されているのがAIの力です。
近年では、AIを搭載したカメラも増えてきましたが、子どもの置き去り防止対策としても大きな期待が寄せられています。

人間の顔を認識して置き去りを防止する
離れた場所からでも監視が可能
検知した場合、警告音や光で周囲に知らせる

最も注目したいのが、人間の顔を認識出来る点です。
すでに、様々な場所で顔認証が使われていますが、この技術を使うことによって車内に残る人を認識することが出来るでしょう。
また、離れた場所から監視出来るようにしておくことも重要です。
さらに、人の顔を検知出来るだけでなく、検知した際に周囲に知らせることも可能。
警告音や光で知らせることで置き去りを防止出来るのです。
それぞれのカメラによっても異なりますが、夜間や車庫の中の暗所でも撮影が出来るように、赤外線機能を搭載しているものもあります。

 

人の力だけで事故を防ぐのは難しい!AI搭載のカメラを活用しよう

結論から言えば、人の力だけで多発する子どもの置き去り事故を防ぐことは難しいでしょう。
どうしても、ヒューマンエラーが起こるためです。
大切な子ども達の命を守るためには、人の力だけでなくAI搭載のカメラの力を使うのがよいでしょう。
上手く活用することで、死角を少なくして、事故のリスクを大幅に下げることが出来ます。

 

3.悲しい事故を繰り返さないためにはAIの力を活用しよう!

全国で相次いでいる、子どもの置き去り事故。
このような誰も望まない、悲しい事故を防ぐためには人間の力だけでは難しいでしょう。
事故を防止するための対策として、有効なのはAIを搭載したカメラを活用することです。
顔を認識する、様々な検知機能を搭載したカメラであれば、子ども達の安全を確保するのに貢献してくれます。


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