【実際の事件から学ぶ⑧】誘拐されるのは人間だけではない!ペットが誘拐されてしまう場合もある!

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犬

こんにちは!本日は貴方の大切なペットについての記事です。
子どもが目を離した隙に連れ去られてしまうという事件は、日本や海外でもよく耳にします。
しかし、誘拐されてしまうのは人間だけとは限りません。
犬や猫などペットが連れ去られてしまう場合もあるのです。
さて、今回のブログでは、「ペットの誘拐」について解説します。

1.実際にどのような被害が起きているのか?

とくに、目立つのが海外での被害です。
英国では、ペット誘拐の7割が「犬」で、2020年のデータによれば推定2,000件以上の犬誘拐が起きているとのこと。
これは非常に多くの事件が発生していることがわかります。
ちなみに、警視庁のデータによると、令和2年(2020年)の行方不明者の届出受理数77,022人でそのうち、9歳以下の子どもが1,055人です。
つまり、英国の犬誘拐の件数は、日本の9歳以下の子どもの行方不明者の数よりも多いということになります。

<参照サイト>
行方不明者の状況

松川
松川
大切な家族の一員が誘拐されるのは許せませんよね

日本では猫が標的にされた事件が起きている

ところで、海外で起きているペット誘拐についてお伝えしましたが、もちろん事件が起きているのは、海外だけではありません。
過去には、日本でも「」が標的にされた事件が起きています。
富山県で起きた事件で、報道によると男が50~100匹を連れ去り殺害するというものでした。
また、殺害した猫が見つからないように、海や川などに捨てたと伝えられています。
非常に残忍な事件ですし、ペットを家族同然に飼っている人からすれば、なぜそのようなことをするのか全く理解できない事件です。

<参照資料>

52歳男、「動物虐待を楽しんでいた」

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

なぜ、ペットが誘拐されてしまうのか?

飼っているペットが連れ去られてしまう理由は、いくつかあります。
その理由とは、次のようなものです。

○ 希少価値が高く転売するため
○ 虐待するため
○ 自分で購入すると費用がかかるため
○ 嫌がらせのため
○ 謝礼をもらうため

ここで最も考えられるのは、「転売目的」という理由です。
被害が多い、犬や猫だけに限らず希少価値の高いペットは、高値で売れることから誘拐して他の人に売ろうと考え連れ去ると考えられます。
それから、日本の事件でもお伝えしましたが、動物を虐待するために誘拐する場合もあるようです。
また、非常に身勝手な理由で連れ去られてしまうケースもあります。
自分でペットを購入すると当然ですが費用がかかるので、他の人が飼っているペットを奪って自分のものにしてしまうおうと考えるのです。
人気のペットなどは価格が高騰する場合もあるため、人気のペットは狙われてしまう可能性が高くなります。

その他では、飼い主に嫌がらせをするため、飼い主を困らせるために誘拐するケースもあるようです。
意外な理由としては、謝礼を受け取るためというもの。
昔だと、電柱などにペットを探しているという張り紙を見かけたことがあると思います。
ペットを飼っている人からすると、家族同然ですので、見つけた人に対して謝礼を渡す場合も少なくないようです。
謝礼をもらうためにわざと、ペットを連れ去り、ペットを見つけたと言って謝礼をもらう犯人も存在するとのこと。
身代金目的で誘拐する犯人とほとんど同じようなこととも言えます。

英国ではありませんが、レディー・ガガさんの愛犬、フレンチブルドッグ2匹が誘拐され、散歩係の男性が銃撃される事件も起きました。
この事件では、レディー・ガガさんが愛犬のために、懸賞金(5,440万円)をかけたところ、女性が警察に届出て無事に愛犬は保護。
届出た女性を含めて5人が誘拐に関ったとして逮捕されています。
報道によれば、犯人たちは、希少価値のある犬種であることを知っていたと話していたとのこと。
転売を目的としたのかもしれません。

<参照サイト>
レディー・ガガの愛犬誘拐事件

犬は言葉で叫んだりすることができないので散歩の際は目を離さないようにしましょう。

 

2.ペットの誘拐はどんな罪になるのか?

パトカー

さあ、ここで気になるのが「ペット誘拐はどのような罪になるのか?」です。
人間を誘拐すれば、「誘拐罪」という重罪となりますし、傷つければ「傷害罪」が成立するでしょう。
しかし、日本の法律では、どれだけペットに愛情を注いでいたとしても、悲しいことに「物」として扱われてしまいます。
つまり、ペット誘拐では誘拐罪は成立せず、物を盗んだというのと同じように、「窃盗罪」となるのです。
窃盗罪では、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金となっています。
<参照サイト>

ここまで、日本の法律について解説しましたが、犬の誘拐が多い英国では、ペット誘拐を新たな刑事犯罪とする方針のようです。
現在では、日本と同じように窃盗事件となっていますが、今後は刑事罪としてペット誘拐罪を計画しているとのこと。
今よりも罪が重くなるということです。

<参照サイト>

 

大切なペットを守るためにできることとは?

まだ、日本では浸透していませんが、ペットにマイクロチップを装着させ、データベース化することで、すぐに飼い主が特定できるようにしています。
マイクロチップには、個体識別番号が記録されており、その番号とデータベースの情報を照合すると飼い主が分かる仕組みです。
日本でも、令和4年6月からブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されます。
万が一、誘拐や災害などで離れてしまっても飼い主の元に戻る可能性が高まると言えるでしょう。

<参照サイト>
マイクロチップとは

 

自宅での誘拐を防ぐためには防犯カメラの設置がオススメ

一般的には、目を離した隙に連れ去られてしまうケースが多いと言われています。
とくに、自宅でペットを飼っている場合には外出時の誘拐に注意しなければなりません。
そのためには、自宅に防犯カメラを設置するのがオススメです。
設置しておくことで、犯人への抑止にもなりますし、万が一、誘拐された際には有力な手掛かりとなります。
ペットの安全のためにも、防犯カメラを設置しましょう。

松川
松川
見守りカメラを設置しましょう!

注意するのは人間だけではない!ペットの安全のためにも防犯カメラの設置は必須!

世界では、人間の誘拐だけではなくペットの誘拐事件も多発しています。
目的は様々ですが、転売や虐待などのために連れ去るケースが多いようです。
大切なペットを守るためにも、防犯カメラを設置して犯人に隙を与えないようにすることが大切。
ぜひ、ご自宅には防犯カメラを設置しましょう

 

その他、実際の事件や防犯の知識についての記事もたくさんありますので
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