基本的にはあまりオススメしない!隠しカメラを設置するのはどのような理由?

    テレビ番組などで、ドッキリを仕掛ける際に、設置されるのが「隠しカメラ」です。
    芸能人の驚いた際のリアクションを撮影する目的で、
    設置されますが実は日常生活のなかでも使われることがあります。
    このブログでは、「どのような理由で設置するのか?」について解説。
    あまり良いことではありませんが、設置するのには様々な理由があるのです。

    1.どのような目的で設置されるのか?

    一般的には、あまり見かけることが少ない「隠しカメラ」ですが、
    どのような目的で設置されているか想像できるでしょうか?
    個人宅はもちろん、法人でも設置されている場合があります。

    個人宅の場合
    ○ いたずらの犯人を特定するため (証拠の記録・賠償請求をするため)
    ○ 不倫・浮気の証拠を撮影するため
    ○ DV被害・虐待等の証拠を撮影するため

    法人の場合
    ○ 内部の不正行為を特定するため
    ○ パワハラ・セクハラなどの被害の証拠を記録するため
    ○ 暴力行為の被害の証拠を記録するため

    などとなっています。
    個人宅に設置する目的は、近隣住民とのトラブルなどで使用されることが多いと言えるでしょう。
    いたずらの犯人を特定し、証拠の記録及び賠償請求を行うために設置しているケースがほとんどです。

    法人の場合には、主に内部の不正の証拠・犯人を特定するために設置しています。
    設置する目的の約9割が従業員とのトラブルが原因で設置しているのです。

     

    実際の相談例

    弊社に実際にご相談いただいた例についてご紹介します。
    ① 帰宅すると、家のなかの物の位置が微妙に変わっている気がする。
    盗まれる、破壊されるなどの具体的な被害はないが、誰が何の目的でそのようなことをしているのかを知りたい。
    ② 内部の犯行と思われる犯罪が起きたが、決定的な証拠がない。
    このままでは、従業員・パートナーを信用することができない!犯人はある程度わかっているが、決定的な証拠を掴みたい!

    などのご相談をいただきました。
    弊社では、基本的に「隠しカメラの設置」はオススメしておりません。
    ご相談いただいても、お断りさせていただくことが多くなっております。
    その大きな理由は、「信頼関係を崩壊させてしまう可能性が高いから」です。
    もしも、自宅や会社に隠しカメラが設置されていることが見つかれば、
    今まで築き上げてきた信頼関係は崩壊してしまい、二度と関係を修復できなくなってしまうことでしょう。
    そのため、弊社では別の解決方法を勧めることが多くなっています。

    過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

     

    なぜ、隠しカメラの設置を希望する人が多いのか?

    犯罪防止や証拠を記録するのであれば、防犯カメラでも十分対応できるはずです。
    では、なぜ、隠しカメラの設置を希望する人が多いのでしょうか?
    大きな理由は、「相手に知られずに、証拠を記録できるため」です。
    証拠を記録するためであれば、防犯カメラでも行えますが、
    相手に防犯カメラの存在を知られてしまうため、決定的な証拠を掴めないことがあります。
    その点、隠しカメラはどこに設置されているのかが、非常にわかりにくいため防犯カメラよりも証拠を記録できる可能性が高いのです。
    しかも、小型カメラなので見つかりにくいのが大きな特長。

    突然ですが、皆さんに問題!
    次の画像のどこにカメラがあるのかおわかりでしょうか?

    「どこにも設置されていない!どこにあるかわからない!」
    そんな声が聞こえてきそうですが、実は設置されています。

    ここです。写真では分かりにくいですが肉眼でもほぼ気付かれることはありません。

    小型カメラとしてよく利用されているのが、火災報知型のものです。

    他にも、このようなカメラがあります。

    https://x.gd/2vRPt

     

    2.個人宅や企業に隠しカメラ(小型カメラ) を設置することは違法となるのか?

    kaigocam

    トラブルの解決のために、個人宅や企業に隠しカメラを設置する場合があります。
    設置する行為自体が違法となる可能性は低いと言えるでしょうが、
    悪用すれば当然違法行為となるでしょう。
    設置する場合には、あくまでも防犯などを目的として、正当な理由で設置する必要があります。

    プライバシー等の問題もあるのでご注意ください。

    盗撮行為は違法行為!

    ニュースや新聞などでよく耳にするのが、カメラが小型であることを悪用した犯罪です。
    靴や鞄などに、小型のカメラを仕込み、女性のスカート内を盗撮する事件がよく報道されています。
    このような盗撮行為は、違法行為ですし、カメラの正当な使用方法ではありません。

     

    トイレや脱衣所などでも盗撮被害が多い

    盗撮被害が多い場所として挙げられるのが、トイレや脱衣所です。
    そのような場所に、小型のカメラを設置してトイレや脱衣所での
    排泄行為や着替えを盗撮する犯罪が多いと言われています。
    当然ですが、このような行為も違法行為です。
    トイレや脱衣所などでは、隠しカメラが仕掛けられていないか注意しましょう。

    最終手段として利用するのが隠しカメラの設置

    弊社では、基本的に隠しカメラの設置は推奨しておりません。
    その理由は、信頼関係を崩壊してしまう恐れがあるからです。
    設置していたことがわかれば、二度と関係性を修復できなくなってしまうので、基本的には他の解決方法を勧めております。
    最終手段として利用するのが、隠しカメラの設置と言えるでしょう。

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