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防犯カメラの耐熱・耐寒性能は?直射日光や寒冷地での設置ポイントを解説

社内AIカメラ

カメラを設置する場合、とくに注意しておきたいのが使用温度範囲です。
簡単に言えば、何度までの気温で正常に作動できるかということ。
日本では夏になると猛暑になりますし、気温が高い環境でもきちんと動いてくれるのか不安という人も多いでしょう。
今回は、「防犯カメラと使用温度範囲」について紹介します。

目次

防犯カメラの使用温度範囲とは?設置環境で異なる耐久性

まず、防犯カメラがどのくらいの温度まで正常に作動するのかについてですが、結論から言えばそれぞれ異なります。
とくに、次のようなもので異なるのです。

屋内用と屋外用
機種
寒冷地仕様であるかどうか

屋内用・屋外用・寒冷地仕様で異なる耐熱・耐寒性能

一般的なカメラの場合、「屋内用」と「屋外用」で使用できる温度範囲が異なります。

  • 屋内用の場合:-10℃~+50℃の範囲で使用できるものが多い
  • 屋外用の場合:-10℃~+55℃の範囲で使用できるものが多い

若干ですが、屋外用の方が高温でも耐えられるように作られているのです。
機種によって耐熱性が異なりますので、それぞれの機種の仕様を確認してみましょう。
それから、寒冷地向けに作られた防犯カメラは、-40℃まで耐えられるものがあります。

耐熱・耐寒カメラの特徴と違い

高温の環境に設置する場合には、耐熱カメラがあります。
こちらは、耐熱温度が100℃、200℃、300℃などとなっているものもあるのです。
ここまで、解説してきたように温度については一定ではなくそれぞれ正常に作動する温度が異なることになります。

<参照サイト>

松川
松川
さまざまな防犯カメラがあります!

レコーダーの使用温度範囲もチェック!

アナログの防犯カメラを設置する場合、忘れてはいけないのが「レコーダー」です。
あまり知られてはいませんが、レコーダーもカメラと同じように「使用温度範囲」が決められています。
その温度範囲は一般的に0~40℃の設定です。
ですから、設置する際には防犯カメラ本体だけではなく、レコーダーについてもそれぞれの仕様を確認しておかなければなりません。

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

防犯カメラドットjp
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直射日光が当たる場所に設置する際の注意点

もう1つ知っておかなければいけないのが、防犯カメラ本体が熱を持って熱くなってしまうことがあるのか?ということ。
結論から言えば、「あります」。
その主な原因は2つです。
1つは、「直射日光の影響」。
もう1つは、「内部で発生する熱の影響」です。

夏場の高温環境でのカメラ設置リスク

皆さん、すでにご存じのように日本の夏はとても暑く、気温が40℃に迫るということも珍しくありません。
強い直射日光の影響でカメラ本体が熱を持ってしまいます。
さらに、防犯カメラは原則24時間365日稼働していることになるので、内部から熱が発生しているのです。
この2つがあわさると、カメラ本体が熱くなってしまいます。
熱によって、正常に動かなくなってしまう、故障してしまうという可能性は十分あるのです。

さきほど、紹介したようにレコーダーにも同様のことが言えます。
設置場所が直射日光の当たる場所、風の通らない場所などだと熱がこもり、レコーダーに熱が集まり熱くなってしまうことがあるのです。

参照サイト
<産業用カメラの耐熱性>

寒冷地や冷蔵庫冷凍庫で防犯カメラを使用する際のポイント

事例231

ここまでは、主に高温の場所に設置する場合、使用する場合について解説してきました。
反対に、「冷たい場所」での設置や使用について見ていきましょう。
具体的には、業務用の冷凍庫や冷蔵庫などの場所です。
重要なのは、過酷な環境の中でも使用できるカメラを選ぶこと。
すでに解説しているように、使用できる温度範囲は異なります。
ですから、まずは使用可能な温度範囲のものを選ばなければなりません。
冷凍庫や冷蔵庫などに設置できるカメラとできないカメラがあることを理解しておきましょう。

防水・防湿仕様の重要性と設置場所の工夫

さて、使用可能な温度範囲であれば設置できると言いましたが、単純に温度範囲だけでは決められません。
その他に、「防水仕様になっているか」が重要なポイントとなります。
水気や湿度が高くなっている場所に、防水仕様ではない防犯カメラを設置した場合、故障してしまう、映像が正確に記録できないという問題が起こる可能性があるのです。
そのため、防水仕様のカメラを選ぶ必要があるのです。
さらに、設置場所にも注意しなければなりません。
扉の近くなどに設置すると、扉の開閉により霧が発生してしまい、効果が薄れてしまう場合があります。
それから、冷凍庫や冷蔵庫に配線用の穴を開けますが、しっかりと塞いでおかないと空気が入り保存されている食品が劣化してしまう恐れがあるのです。

プロに相談して最適な防犯カメラを選ぼう

一口に防犯カメラと言っても様々なものがあります。
耐久性によっても価格が異なりますので、設置場所、設置環境にあわせたカメラを選ぶ必要があるでしょう。
仕様もそれぞれ異なるので、最適なカメラを選ぶためにはプロに相談するのが最適です。
弊社では、冷蔵倉庫に防犯カメラを設置した実績がございます。
まずは、お気軽にご相談くださいませ。

この記事を書いた人

安達 智裕のアバター 安達 智裕 HYN株式会社 代表取締役

防犯カメラ専門サイト「防犯カメラドットJP」を運営し、防犯カメラの設置工事に20年以上の経験を持つ専門家。長年にわたる現場での知見を活かし、現在は自社メーカーとしてオリジナルの防犯カメラを開発・提供。さらに、AI技術を活用した顔認証・ナンバー認証機能を搭載した最新の防犯カメラを展開し、高度なセキュリティ対策を実現。防犯対策のプロフェッショナルとして、企業や個人向けに最適なセキュリティソリューションを提案し、安全・安心な社会づくりに貢献している。

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