世界中の防犯カメラの映像がのぞき見されている?見直しておきたいセキュリティについて|知ってほしい世界の防犯事情
- 世界の防犯事情
防犯やトラブル防止のために、世界各地に多くの防犯カメラが設置されています。
しかし、設置しただけで満足してしまっているケースも多いようです。
もしかしたら、あなたが設置した防犯カメラの映像がのぞき見されているかもしれません。
今回は、もう一度、セキュリティについて見直してみようというお話です。




度々話題になっている「insecam」というサイト
世界の防犯事情について考える際に、もう一度見直してみたいのが「セキュリティ」についてです。
インターネット上でも何度も話題になっている「insecam」というサイトがあります。
このサイトは、世界中の防犯カメラの映像がライブ配信されているのです。
国や都市ごとに選択できるようになっており、例えば、国で言えば、アメリカ・日本・韓国・ロシア・イタリア・ドイツ・フランスなどがあります。
ちなみに、日本を選択すると1,600件以上の防犯カメラの映像が表示されるようです。
映像が知らない間に公開されてしまうことの問題点とは?
サイトに表示されている防犯カメラの多くはネットワークカメラ(IPカメラ)です。
ネットワークカメラは、管理のしやすさや遠隔地からでも監視ができることから、人気があります。
しかし、適切に管理されていなければ、防犯どころか逆に大きな危険を招く恐れがあるのです。
最初に紹介したように、もしも設置した防犯カメラの映像がのぞき見されていたら、大変なことになります。
その理由は以下の通り。




どうして勝手に映像が公開されてしまうのか?
ここで、考えておきたいのが「どうして勝手に映像が公開されているのか?」です。
その理由は以下のようなもの
などが大きな原因として挙げられます。
最も大きな理由は、「パスワードが初期設定のままである」ことです。
あるいは、推測されやすい単純な連続数字なども問題と言えるでしょう。
初期設定のパスワードなどは、インターネットなどで検索するとすぐに見つかるため、初期設定のままでは、映像をのぞき見されてしまう恐れがあります。
また、大きな問題は、防犯カメラを設置しているユーザーがセキュリティの重要性について理解していない点です。
設置したことで満足してしまい、セキュリティについて甘く考えていると誰かに映像を見られてしまいます。
それから、設置業者の認識不足・不誠実な対応も問題と言えるでしょう。
セキュリティの重要性については、ユーザーはもちろんですが、設置業者も正しく理解しておかなければなりませんし、ユーザーにも重要性について必ず伝えるのが重要です。
パスワードについては初期設定のものではなく、施工時に変更し、のぞき見されないようにしましょう。