海外では警察官がボディカメラを装着しているところもある!その目的とは?|知ってほしい世界の防犯事情
- 世界の防犯事情
現在、日本でも防犯カメラの映像は非常に重要視されるようになっています。
例えば、警察が事件や事故を解決するために、民間の防犯カメラ映像の提供を受けて実際に犯人解決につながるケースも多いのです。
しかし、海外では防犯カメラだけでなく、他にも導入されているものがあります。




ボディカメラとは何か?その目的とは?
アメリカの警察では、警察官が「ボディカメラ」を装着しているケースが増えています。
これは、警察官の身体に装着して、常時撮影を行う携帯カメラです。
主な目的は、犯罪の抑止、警察官の行動記録、事件や事故の記録などとされています。
また、アメリカでは少年が警察官に射殺されるなどの問題も起きており、警察官がどのように行動したかなどを開示する動きが強まったため、導入されたそうです。
ちなみに、日本の警察官はボディカメラを装着していません。
小型化されたことで起きた変化とは?
最近のボディカメラは小型化されています。
警察官の制服のボタンサイズで、撮影されていることがわからないくらい小型化されているのです。
こうして、職務質問や通行人を撮影した画像は、顔認証機能によってデータ解析などにも利用されているとのこと。
日本では、防犯カメラの映像から犯人を特定するケースは増えていますが、警察官にカメラは付けられていないため、アメリカの警察とは大きく異なります。
大きな問題となるのは、やはりプライバシーの問題です。
無断で撮影されているとすると、それは盗撮と変わらないことになります。
治安を維持するため、事件解決のためとはいえ、プライバシーの問題から考えると今後も大きな議論となりそうです。
<参照サイト>
アメリカ超監視社会の現実




今後は日本でも導入される可能性がある?
つい最近では、沖縄で警察署が襲撃される事件がありました。
事件の発端となったのは、少年と警察官のトラブル。
このトラブルが起きた場所は、報道によると、薄暗い路地裏で、目撃者やトラブルの際の防犯カメラの映像などはないとのこと。
アメリカの警察で導入が進められているように、ボディカメラが装着されていれば、どのような状況でトラブルが起きたのか、警察官はどのように行動していたのかがすぐにわかったことでしょう。
もしかしたら、警察署を襲撃するという大騒動にはならなかったかもしれません。
このようなことを防ぐためにも、今度は日本でも導入が検討される可能性が高いと言えそうです。
設置されている防犯カメラの台数は、増えていますが必ずしも事故や事件、その他トラブルの際に防犯カメラの映像が確認できるとは限らないので、ボディカメラも必要になってくるかもしれません。