どのくらいの差がある?海外との犯罪発生件数や発生率の違いについて|知ってほしい世界の防犯事情
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海外と比較しても、日本は犯罪が少ない国、比較的安全な国と言われています。
しかし、「安全」というのは非常に抽象的な言葉で、日本に住んでいるとそれほど大きな差を実感することはありません。
今回は、海外とどれくらい犯罪発生件数に違いがあるのか調べてみました。

大きな差がある犯罪発生件数について
法務省の資料「令和3年版 犯罪白書」によると日本と世界では、犯罪発生件数に大きな差があることがわかります。
資料で比較されているのは、日本・フランス・ドイツ・英国・米国の5カ国です。
まず、「殺人の発生件数・発生率(2018年のデータ)」は以下の通り。
※発生率は、10万人当たりの発生件数。
「強盗の発生件数・発生率(2017年のデータ)」
2つの犯罪について比較してみると、大きな差があることがわかります。
<参照サイト>
犯罪の動向
設置されている防犯カメラの数が同じでも犯罪発生件数が違う?
ここまで、海外と日本の犯罪発生件数の違いについて紹介してきました。
もう1つ、知って欲しいのが「防犯カメラの設置台数」についてです。
2020年のHIS Markitの調査によると、先ほど比較した国の防犯カメラの設置台数は次の通り。
米国が圧倒的です。
設置台数が多いのは、犯罪が多いからという理由もあると思います。
ただ、日本・ドイツ・英国ではそれほど大きな差ではありません。
しかし、日本と発生件数を比較してみると、殺人は2倍以上、強盗では20~50倍以上となっています。
台数が同じでも治安が同じとは限らないということがわかるでしょう。
こうして、具体的な数字を見てみると、やはり世界の中では比較的安全と言えるのかもしれません。



海外に出掛ける際には、防犯意識を高める必要がある
具体的なデータを使いながら、海外と日本の犯罪発生件数の違いについて紹介しました。
仕事やプライベートで海外へ出掛ける際には、日本に住んでいる時の防犯意識と同じでは犯罪に遭遇してしまう可能性が高いと言えるでしょう。
防犯意識を高めて、どのような犯罪が多く発生しているのか、どのような対策をすればよいのかなどを事前に確認しておくことが大切です。
世界とは、発生する犯罪の件数、発生率が大きく違うことを知っておきましょう。