こんなときはどうなる?防犯カメラで撮影した録画映像を上書きしてしまったら復元出来るのか?

    企業カメラ

    オフィス・店舗・施設だけでなく、一般家庭にも設置される防犯カメラ。
    犯罪の抑止や犯罪の証拠など、防犯目的で活用されることが多くなっていますが、「こんなときはどうなるの?」と疑問に感じることもあるはずです。
    そこで今回は、「防犯カメラのこんなときどうなるの?」という疑問について、解説していきます。

    1.撮影した映像が上書きされてしまった場合、復元することは出来るのか?

    それぞれのカメラには、容量が決められています。
    そのため、録画された映像は古い日付のものから上書きされていくのが一般的です。
    つまり、一定の期間が経つと、古い日付の映像は見られなくなってしまうことになります。
    では、上書きされてしまった録画映像を復元することは可能なのでしょうか?
    結論から言えば、一般の人には無理です。
    ただし、警察などの捜査機関では、データ復旧などを専門に行っている業者に依頼して復元出来る場合もあるとのこと。
    ですが、それでも100%ではないので基本的には、難しいと言えるでしょう。
    他では、データ復元ソフトなどでも可能性はあるようですが、こちらも復元出来るという保証はありません。

    ほった
    ほった
    復旧には特別な技術がいるので基本的には難しいです

     

    設置しているカメラは壊れていないがレコーダーが壊れていた場合!

    「カメラは故障していないが、レコーダーが故障している場合、映像はどうなるのか?」
    まず、カメラとレコーダーのそれぞれの役割について理解する必要があります。
    間違った認識をしている人もいますが、カメラはあくまでも映像を映すだけで、映像を録画しているのはレコーダーと呼ばれる録画装置の方です。
    ですから、カメラが正常に機能していてもレコーダーが故障している場合には、映像が保存されていないことになります。
    証拠として残すことが出来ません。

    ただし、様々なタイプのものがあり、レコーダーに録画するのではなくSDカードに保存するタイプやクラウド上に保存するタイプもあります。
    そのようなタイプの場合には、レコーダーが不要となるので、影響はありません。

    <ネットワークカメラの映像をいつでも視聴できるサービス「coomonita」>

    過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

     

    バックアップについて

    度々話題となるのが、「防犯カメラ映像のバックアップをとっておくべきか?」ということ。
    基本的には、24時間365日稼働しているわけですから、すべてのバックアップをとるのは難しいでしょう。
    しかし、事件・事故・トラブルなどがあった場合には、証拠として残しておきたい場合も考えられます。
    そのままにしておくと、映像が上書きされて消えてしまうので、残しておきたいものについては、バックアップをとっておくとよいでしょう。

     

    2.どうやってバックアップをとるのか?

    飲食店カメラ

    警察などに証拠を提出場合などにも、使うバックアップについてですが、具体的にどうやって行えばよいのでしょうか?

    <USBメモリを使用する方法>
    本体にUSBメモリを挿し込みバックアップをとります。
    要請を受けて、警察などに映像を提出する際もUSBにデータをとって提出することが多いです。
    <パソコンを使用する方法>
    その他には、パソコンを使用してAVIファイル形式で出力することも可能となっています。
    <クラウドからダウンロードする方法>
    これは、データをクラウド上に保存している場合ですが、専用ソフトや専用アプリから必要な部分のバックアップをとることが可能です。
    ただし、ダウンロード可能な期間などが決まっている場合もあるので注意が必要。

    保存するファイル形式にも注意しよう

    残したいデータについては、バックアップをとった方が良いと解説しました。
    また、バックアップのとり方についても解説しましたが、保存する際のファイル形式にも注意が必要となります。
    AVIやMP4というファイル形式で保存することが多いのですが、他にもファイル形式を選択出来る場合があるのです。
    例えば、SECについてですが、これはSamsungの専用ソフトをダウンロードしないと再生出来ません。
    このように、メーカー専用のファイル形式もあるため、AVIやMP4など汎用性が高いファイル形式で保存することが重要となるのです。
    メーカー専用のソフトがないと、再生が出来ないファイル形式が存在することを、覚えておきましょう。
    ちなみに、AVIについてはWindows Media Playerなどで再生が可能となっています。

    <参照サイト>

     

    不明な点がある場合には専門業者に相談するのがおすすめ!

    それぞれのカメラの、バックアップ方法や手順などは異なります。
    誤った方法や間違った手順で、大切なデータを消失してしまわないためには、プロである専門業者に相談するとよいでしょう。
    プロである専門業者であれば、正しい方法や正しい手順について教えてくれます。
    また、取扱説明書にもバックアップの方法や手順などが書かれているので、そちらを参考にするのもよいでしょう。

    ほった
    ほった
    不明な点は是非、購入先にお問合せくださいませ。

     

    3.古い録画映像は上書きされる!必要なデータはバックアップをとろう

    容量の関係から、古い録画映像は上書きされていきます。
    1度上書きされてしまった、録画映像を復元するのはかなり困難です。
    そのため、必要なデータについては定期的にバックアップをとっておくとよいでしょう。
    データをとるさいには、保存するファイル形式にも注意しておくのがポイントです。


    流れ

    防犯カメラを設置したいと思ったときにどうすればいいのか分からない方も多いかもしれません、
    業者にお願いして設置してもらうためには現地調査を行い設置場所を確認させていただく必要があります。
    基本的には現地調査→見積→契約→工事という流れです。
    しかし、マンションであれば理事会での説明や、企業であれば予算会議でのプレゼンなどが必要になることも。
    お客様のご要望に応じて設置工事まで全力でサポートさせていただきます。
    詳しくは↑をご覧ください。

    バナー

    実際の事件から学べることはたくさんあります。
    防犯カメラがきっかけで解決できた事件、防犯カメラがあれば解決できた事件もあります。
    さまざまな事件から防犯カメラについて学びましょう。
    そして防犯対策について一緒に考えましょう。

    2ステップお見積り

    pateTop