熊本県警が県内に40台の防犯カメラの設置し運用を開始!どのような効果が期待出来るのか?

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6月も中旬に差し掛かり、今年も半分以上が過ぎました。
夏が近づいてきていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、報道によると、熊本県警が県内に40台の防犯カメラを設置、運用を開始したそうです。
大きな目的は、「安心・安全を高めること」とされています。
今回は、「防犯カメラを設置することで、具体的にどのような効果が期待できるのか?」について解説しますので、参考にしていただければ幸いです。

1.県警が設置・管理をする初めてのカメラ

先日の報道で、熊本県警が県内に40台の防犯カメラを設置し、運用を開始したそうです。
これは、県警が設置・管理する初めてのカメラと言われています。
設置された場所は、以下のような場所です。

県内の小学校区(子供たちの通学路) 20台
県内の中心市街地(熊本市の下通商店街など) 20台

40台のうち、半分は子ども達の安全を見守るために、通学路に設置されています。
そして残りの半分が中心の市街地に設置されました。
カメラは「ネットワークカメラ」で、360度の撮影が可能で、車のナンバーの撮影も出来、最大で20日間データを保存出来るそうです。

<参照サイト>
防犯カメラで地域の魅力アップも

松川
松川
熊本市が政令指定都市に認定されて活気づいていますね!

 

どんな効果が期待出来るのか?

まず、設置によってどのような効果が期待出来るのか考えてみましょう。
主な効果としては、次のような効果が期待出来ます。

事件や事故の解決
客引きの防止
行方不明者の捜索(高齢者など)
子ども達の通学路の安全の確保
地域の魅力のアップ

最も期待出来る効果は、「犯罪捜査に役立てられる」という点です。
実際に、熊本県以外の場所で凶悪事件解決に防犯カメラの映像が役立てられ、犯人逮捕につながるケースが多くなっています。
市街地などで起こりがちな「客引きトラブル」についても県警が見守ることで、トラブルが減少する可能性が高いと言えるでしょう。
それから、高齢者などの行方不明者の捜索、子どもたちの通学路の安全確保にも大きな期待が出来そうです。
「安心・安全」を高めることで、犯罪が減り、より安全な街となれば地域の魅力を大幅に高めることになります。

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

より高い効果が期待出来る理由とは?

すでに商店街には、防犯カメラの設置が完了しているところもあります。
民間のカメラがあれば、「わざわざ設置する必要はないのでは?」とも感じるでしょう。
しかし、警察が設置するのと民間が設置しているのでは犯罪抑止効果に大きな違いが出てくる可能性が高いと言えます。
犯罪者は、「警察に見られている!」と感じれば、犯罪を行わなくなる、あるいは犯罪が少なくなるでしょう。
ですから、民間よりも高い犯罪抑止効果を期待出来るのです。

 

2.最も多いのは「窃盗犯」!その割合は全体の65.6%

窃盗

冒頭、カメラ設置のニュースについてお伝えしましたが、「熊本県の現状について」解説します。
令和3年の熊本県の刑法犯認知件数は、「熊本県警察 県内の犯罪情勢」によると5,187件です。
同資料には、罪種別に数値がまとめられています。
その中で、最多となっているのが「窃盗犯」です。
窃盗犯の数値は、資料によると3,403件となっています。
全体の件数が5,187件で、窃盗犯は3,403件ですから全体の65.6%を窃盗犯が占めていることになるのです。
もう少し詳しく見ていくと、「万引き 916件」「自転車盗 834件」「車上ねらい 240件」となっています。
こうした犯罪も、設置されるカメラの数が増えることで減少する可能性が高まると言えるでしょう。

<参照サイト>

松川
松川
窃盗事件が半数以上を占めていますね

 

子どもが被害に遭いやすい犯罪について

お子さんを持ちの方がとくに知っておきたいのが、どのような被害に遭いやすいのか、についてです。
次のような被害には、注意が必要となります。

誘拐・連れ去り
性犯罪
暴行
声かけ
つきまとい

最近では、インターネット関連での犯罪に子どもが巻き込まれることも多くなっているようです。

 

道路上や家で狙われることが多い?

「警視庁子ども・女性の安全対策に関する有識者研究会 提言書」によると、子どもに対する犯罪の発生場所別の被害割合は多い順に並べると以下のようになっています。

住宅 37%
道路等 30%
施設等 14%
公園等 12%
その他 7%

(※データは「警視庁子ども・女性の安全対策に関する有識者研究会 提言書」より引用)

注目したいのが、道路等が30%となっている点です。
公園等とあわせると42%となります。
屋外で、子どもが犯罪に遭うケースは全体の約4割となっているのです。
危険性が高いことがわかるでしょう。
そのため、冒頭でお伝えしたように、県警が防犯カメラを通学路に設置している点には納得出来ます。
犯罪のリスクを低減し、子どもたちの安全を確保することは非常に重要です。
多くのカメラが設置されることで、より子供たちの安全が確保されることを願います。

<参照サイト>

 

犯罪の抑止効果はもちろん、子どもたちの安全・安心につながり地域の魅力がアップ!

日本でも凶悪な事件が増加しています。
自分自身や家族が犯罪やトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるのです。
そのようなリスクを低減するには、「防犯カメラの設置」が有効。
トラブルや犯罪を未然に防げますし、子どもたちの安全を確保することも可能です。
また、事件や事故などの解決にも役立ちます。
今後も設置台数は増えていくことでしょう。


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