<防犯の基礎知識16>防犯カメラによる顔認証システムで何ができるのか?またどのような課題を解決できるのか?

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社内AIカメラ

最近では、防犯カメラに「顔認証システム」を搭載したものが活用されています。
今回のブログでは、「顔認証システムとは何か?」「どのような場所で使われ、どのような課題を解決できるのか?」について見ていきましょう。

1.顔認証システムとはどのようなものなのか?

まず、「顔認証システム」について解説します。
このシステムは、簡単に言えばカメラで撮影した画像をデータベースと照合して自動的に識別するというものです。
目・鼻・口などの位置、顔の位置や大きさなどを基にして照合する方式で、他人がなりすましなどを行うのが困難であると言われています。
さらに、他の認証方式のように手や指などをかざす必要がなく非接触で認証が可能なため、コロナ禍でも非常に注目されているシステムです。

参照サイト
<顔認証の仕組み>

松川
松川
顔から体温を測って記録できる機能などもあります。

 

すでに様々な場所で活用されている

国内はもちろん、海外などでも様々な場所ですでに活用されています。
例えば、次のような場所・次のようなシーンで活用されているのです。

入退場管理・出退勤管理 (オフィスビルや施設など従業員の管理)
空港での出入国管理
マーケティング
スマホ・パソコンなどでのログオン認証
集合住宅などの宅配ロッカー
ライブ会場・スポーツの試合会場等での入場管理

特定の業種などに限らず、幅広い分野で活用されていることがわかります。

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

一部のプロ野球チームの主催試合では、事前に登録した顔画像で入場や決済ができる

もう少し具体的な例で見てみると、国内の一部のプロ野球チームの主催試合では、顔認証システムを使ってスムーズな入場と買い物を実現しています。
スタジアム内には、専用レーンが設置されており、事前に登録している顔画像と照合することでスムーズに入場が可能となっているのです。(※購入した試合のチケットは持参する必要があるそうです。)
それから、スタジアム内の飲食店舗やグッズショップなどで決済も可能となっています。
観客は、入場するために長く待たされる必要もなく、買い物も手ぶらで行えるなどのメリットがあるのです。

参照サイト
<「facethru」が誕生!>
<パナソニック コネクトの顔認証>

 

2.解決できる課題について

カフェ写真

ここまでは、顔認証システムがどのようなものなのか、どのような場所でどのように使われているのか、を見てきました。
では、スタジアムで採用した場合、具体的にどんな課題を解決できるのか解説します。
具体的には、次のような課題を解決できると言えるでしょう。

迷子探し
観客が入場するまでの待ち時間
スタッフにかかる大きな負担
セキュリティの確保
新型コロナウイルスの感染リスク

行われる内容やスタジアムの規模などによっても異なりますが、来場する観客の数は数万人規模となります。
そのため、多くの課題が発生し、スタッフの負担も大きなものとなっているのが現実です。
さらに、新型コロナウイルス感染のリスクも懸念されています。
ですが、防犯カメラに搭載された顔認証システムを導入することで、多くの課題を解決できるのです。
例えば、迷子探しです。
数万人が訪れるスタジアムでは、迷子に対する対応は困難を極めます。
しかし、顔認証を有効活用することで、負担の軽減、解決までの時間を短縮できるでしょう。

それから、大きな効果として挙げられるのが、入場までの時間を大幅に短縮できるということ。
1人1人を手作業でチェックしていたのでは、入場するまでにかなりの時間を要します。
でも、顔認証システムなら事前に登録してもらうことでスムーズな入場を実現でき大幅な時間の短縮を実現できるでしょう。
また、スタッフの負担の軽減、セキュリティの確保はもちろん、多くの人が接触する機会をなるべく少なくすることで、感染リスクを下げることができます。

 

テロ対策として顔認証システムを搭載した防犯カメラは有効か?

イギリスやアメリカではテロ事件が発生しています。
このようなテロ事件は、日本でも起こる可能性があるため、十分な対策を行わなければなりません。
では、顔認証システムを搭載した防犯カメラは、テロ対策として有効なのかが気になります。
狙われる可能性のある場所、駅や空港、その他人が多く集まる場所などでは設置するのが望ましいと言えるでしょう。
例えば、アメリカの空港では顔認証ゲートで不法入国しようとした男を逮捕しています。
もちろん、この不法入国した男がテロリストだったわけではありませんが、テロリストは様々な方法で入国や建物、イベント会場等に侵入しようとしていますので、人間の目だけで監視するのは不可能です。
上手く顔認証システムを活用することで、テロ対策として大きく貢献してくれるでしょう。

参照サイト
<米国際空港の顔認証ゲート>

松川
松川
犯罪歴のある人の顔や重要指名手配犯の顔などを登録して犯罪を未然に防ぐことも。

 

抱えている課題について

ここまで、解説してきたように「顔認証システム」は今後も様々な場所で活用されることになるでしょう。
しかし、完璧なシステムというわけではなく、いくつかの課題を抱えていることも事実です。

セキュリティとしてはかなり高いが画像が流出した場合には大きなリスクとなる
プライバシーの問題がある
誤認逮捕などが起きる可能性がある
精度が100%ではない

良い面も多いのですが、やはり悪い面、課題も抱えています。
最も大きな課題は、万が一画像データが流出してしまった場合です。
IDやパスワードなどであれば、仮に流出してしまった場合でもすぐに変更することで悪用されるのを防げる可能性があります。
しかし、顔画像が流出してしまった場合、顔を変えることは現実的に不可能です。
そのため、流出したデータを悪用されて様々な犯罪に使われるリスクがあります。
また、いくら防犯やテロ対策などに利用すると言っても、毎回顔を撮影されるというのは、気持ちのよいものではないでしょう。
場合によっては、プライバシーの侵害で訴えられるというリスクも抱えています。
さらに、精度が100%ではないということです。
実際に、海外では誤認逮捕などの問題も起きています。

多くのメリットがありますが、注意しなければならない、過信しすぎてはいけないということも覚えておきましょう。

参照サイト
<顔認証技術に基づく誤認逮捕が狂わせた3人の男の人生>

非常にセキュリティの高い認証技術で様々な場所で活用されているが課題もある!

近年では、様々な場所で顔認証システムが搭載されて防犯カメラが設置されています。
なりすましなどを防げて、非接触・非対面で個人を識別できるというメリットがあり、人が多く集まる場所などにはとても便利です。
さらに、テロ対策などとしても有効であると考えられています。
ただし、プライバシーの問題、精度の問題などクリアしなければならない課題を抱えていることも事実です。


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