大切な農作物を盗難から守る!農作物の盗難被害は全体の4割が未解決となっているのが現状!

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日本では、生産者の方が一生懸命作られた農作物が、何者かによって盗まれてしまうという被害が起きています。
大切に育てた農作物を犯人から守るためには、しっかりとした「盗難防止対策」が必要です。
今回は、「有効な盗難防止対策」や「防犯カメラを設置することで何ができるのか?」について解説します。

1.盗難被害の4割が未解決となっている

全国的に、農作物が盗まれてしまうという被害が発生しています。
丁寧に丹精込めて生産者の方が作られた農作物を盗むというのは、絶対に許されることではありません。
まず、現状についてですが、「農林水産省の(農作物の盗難の実態と対応策)」という資料によると、農作物盗難被害の事案解決の有無は次のようになっています。

未解決 40%
解決済み 11%
不明 49%
(※農林水産省の「農作物の盗難の実態と対応策」より引用)

このデータを見てみると、なんと全体の4割は未解決となっているのです。
犯人が捕まっていないということになります。
そのため、しっかりとした盗難被害防止対策が必要です。

参照サイト
<農作物の盗難の実態と対応策>

松川
松川
全体の11%しか解決していないことに驚きですね

どのような農作物が被害に遭っているのか?

一口に農作物と言っても様々なものがあります。
では、どのような農作物が盗難被害に遭っているのでしょうか?
さきほど紹介した「農林水産省の(農作物の盗難の実態と対応策)」という資料によれば、以下のような農作物の被害が多くなっているそうです。

もも
ぶどう
キャベツ
はくさい
りんご
さくらんぼ
いちご
ミニトマト
スイートコーン

とくに、もも・ぶどう・キャベツ・はくさい・りんご・さくらんぼ・いちごの被害が多くなっているとのこと。
品目を見てみるとわかりますが、非常に多様な品目が盗まれており、特定の農作物だけに注意すればよいというものではありません。
ですから、作っている農作物の種類にかかわらず盗難防止対策が必要です。

<農作物の盗難の実態と対応策>

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

収穫前の「もも」約4,000個が盗難

2020年には、収穫前の「もも」が相次いで盗まれるという事件が発生しました。
被害に遭ったのは山梨県の桃畑で、報道によれば、農家4軒合計約4,000個の「もも」が盗難被害に遭ってしまったそうです。
また、報道によれば被害金額は約200万円とのこと。
近年では、組織的な犯行と思われるものが増えているそうです。
つまり、犯人は1人ではなく、複数で犯行を行っているということ。
生産者の方が、1人でパトロールを行うだけでは被害を防ぐことはなかなか難しいと言えるでしょう。

参照サイト
<桃4千個が盗難、農家4軒で200万円分>

 

2.有効な盗難防止対策について

農家カメラ

具体的な農作物の盗難被害について紹介してきましたが、有効な対策とはどのようなものなのかが気になります。
最も有効な対策は、「防犯カメラの設置」です。
設置することで、24時間365日大切な農作物を見守ることができます。
さらに、次のようなことができるのです。

赤外線機能を搭載したカメラなら夜間でも人の動きがわかる、映像として記録できる
人感センサー付きなら、人を検知してライトを点灯させる、音を出すことができる
環境やカメラの性能などにもよりますが、車のナンバープレートの撮影が可能
カメラを設置するだけで大きな抑止効果になる

いつ犯人がやってくるかわからない中で、ずっと警戒して見張るのは精神的にも肉体的にも限界があります。
そこで、おすすめなのが「防犯カメラの設置」です。
人間が監視するのには限界がありますが、防犯カメラならより広いエリアをカバーできますし、24時間365日警戒することが可能。
付けているだけでも、大きな抑止力になりますし、センサー、検知機能等でライトの点灯や音を出すことも可能なので、夜間の警戒にも有効です。
犯行に使われる車のナンバープレートを撮影することもできるので、万が一被害に遭ってしまった場合でも捕まる可能性が高くなります。
ちなみに獣害対策としても使用できるのでおすすめ。
その他では、柵やネットなどを設置して侵入しにくい環境を構築することが大切です。

松川
松川
田舎だから犯罪は起こらない。と思っている方、要注意です!

 

どこに設置すれば効果的なのか?

次に、知っておきたいのが効果的な設置場所についてです。
結論から言えば、以下のような場所にはカメラが必須と言えます。

ほ場
ビニールハウス

あまり聞きなれない言葉ですが、「ほ場(圃場)」とは農作物を栽培するための場所のことを言います。
実は、被害の多くは「ほ場」です。
そのため、ほ場には防犯カメラを設置しておきましょう。
さらに、いちごなどはビニールハウスで栽培されています。
中から盗まれることもあるため、ビニールハウスにも設置が必要です。

 

狙われているのは農作物だけではない農業機械(トラクター等)も盗まれる!

覚えておきたいのは、農作物だけが狙われているわけではないということです。
トラクターの盗難も増えています。
鍵のかかる場所に保管すること、保管場所には防犯カメラを付けることが大切です。

参照サイト
<トラクター盗難相次ぐ>

 

3.多様な品目が狙われている!防止するには防犯カメラが有効!

特定の品目ではなく、多様な品目の農作物が盗難被害に遭っています。
被害を防止するための有効な対策は、防犯カメラの設置です。
また、農作物だけでなくトラクターも狙われていますので、こちらの盗難防止にも効果的と言えるでしょう。


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