防犯カメラに使うケーブルにはどんな種類のものがある?|Vol.4|工事部のマニアックな独り言
- コラム
こんにちは。防犯カメラドットjpの工事部です。このブログでは普段あまり話すことのないマニアックな部分についてお話します!「語りたいけど、分かってもらいない!」という工事部のモヤモヤを解消させてください(笑)
防犯カメラを設置する際に、必要となるのが「ケーブル」。
ケーブルと言っても1種類ではなく、設置するカメラによって最適なケーブルを選択することが求められるのです。
一般的によく使われるケーブルについて解説していきます。
1ケーブルと2ケーブルの違いについて
ケーブル(同軸ケーブル)について考える際には、前提となる知識として、「1ケーブル」と「2ケーブル」について知っておく必要があります。
防犯カメラでは、映像を送るためのケーブルと電源の供給のためのケーブルが必要となります。
映像の伝送と電源の供給を1本のケーブルで行うのが、1ケーブル。
映像の伝送と電源の供給を別のケーブルで行うのが、2ケーブルです。
最近の一般的なカメラでは、2ケーブルがよく使われています。
1ケーブルのメリットは以下の通りです。
メリット
○ 1本のケーブルで配線が可能
○ 工場などの配線距離が長い場所では便利
2ケーブルのメリットは以下の通りです。
○ 1ケーブルよりも安価である
○ 幅広い機器に接続できる
1ケーブルは、工場やビルなど配線距離が長く必要な場所でよく使われています。
一般住宅などではあまりメリットはありませんが、距離が長く必要な場所ではトータルで考えると施工時間や施工にかかるコストを抑えられることもあるのです。
2ケーブルは、1ケーブルよりも安価ですし、様々な機器の接続にも利用できるので、一般住宅、店舗、オフィスなど様々な場所でよく使われています。
よく使われるケーブルとは?
配線に必要なケーブルでよく利用されているのが、次の3つです。
無線については、無線だからケーブルは不要と考えてしまいがちですが、別途電源工事が必要になる点には注意しておきましょう。
一般的には、同軸ケーブルを使うケースが圧倒的に多くなっています。
それから、防犯カメラには「アナログカメラ」と「デジタルカメラ」が存在しているのです。
アナログカメラとは、カメラとモニターを直接同軸ケーブルでつなぎ、映像を確認できるもの。
デジタルカメラとは、同軸ケーブルではなくLANケーブルや無線LANなどを使用して、映像をデジタルデータに変換して転送される仕組みです。
一見すると、デジタルカメラの方が良いと考えてしまいがちですが、環境によっては、録画されない、不安定になってしまうなどの問題もあります。
基本的には同軸ケーブルを使うのがオススメ
防犯カメラを設置する際には、安定性・コスト面を考慮すると、同軸ケーブルでの有線接続がオススメです。
LANや無線LANでも接続は可能ですが、どうしても環境によって不安定になってしまうリスクがあるため。
必要なときに、確認・記録ができないと防犯カメラとして使えません。
画質もそれほど変わらないので、特別な理由がなければ、同軸ケーブルを利用するのがよいでしょう。