知ってほしい!床下配線の流れとは?実は結構過酷な作業!|Vol.3|工事部のマニアックな独り言
- コラム
こんにちは。防犯カメラドットjpの工事部です。このブログでは普段あまり話すことのないマニアックな部分についてお話します!「語りたいけど、分かってもらいない!」という工事部のモヤモヤを解消させてください(笑)




壁に穴を開けずに、防犯カメラを設置する方法として「床下配線」があります。
この方法であれば、壁に穴を開けなくても配線を行うことができるため多くのお客様にお喜びいただいているのですが、実は結構過酷な作業です。
具体的な床下配線の流れ、どのような点が過酷なのかについてご紹介します。
床下配線の具体的な流れとは?
一般的な床下配線の流れは、次のような流れです。
建物の水切りとは、建物の基礎もしくは土台部分に設置される金物のことです。
水切りと呼ばれることからも想像できると思いますが、雨水が建物の内部に侵入するのを防ぐ役割があります。
水切り部分や換気口などを上手く活用することで、配線が目立たずに、綺麗に仕上がるのが大きな魅力です。
PF管は、合成樹脂で作られた電線管のこと。
大きな特長として、自己消火性がある、軽い、曲げられる、他のものと接続しやすい、などがあります。
隠蔽配管や露出配管などを行う際には、よく活用されている電線管です。
ちなみに、コンクリートに埋め込む場合などには同じ電線管でもCD管を使います。CD管には、自己消火性がありません。
「電線管を使用しなくてもケーブルだけ配線すればよいのでは?」と思う方もいらっしゃることでしょう。
使用する理由は以下の通りです。
簡単に言えば、ケーブルを様々なものから保護するために使用しています。
弊社では、必ず使用しておりますが、他社では使用しない場合も多いようです。
基本的には、長持ちさせるため、保護するためには使用するのがよいでしょう。
とても過酷な作業
床下配線の流れ、電線管を使用する理由などについて解説してきました。
ここまで、読まれた方は、「床下配線はそれほど過酷なものではないのでは?」と思うかもしれません。
ですが、実はとても過酷です。
その理由は、次の通り。
思いつく理由を挙げてみましたが、やっぱり大変。
でも、お客様の安心した表情を見ていると、大変だった作業のことも忘れるくらい嬉しいものです。




ご確認いただきたいポイント!
ここまで、床下配線について紹介してきましたが、床下配線での防犯カメラの設置を考えているお客様には、ご確認いただきたいポイントがあります。
それは、「床下点検口」が設置されているのかです。
設置されている場合には、床下配線が可能となりますが、設置されていない場合には、別の方法での工事となりますので、注意しておきましょう。