<実際の事件から学ぶ⑨>恐怖のストーカー被害!有効な対策の1つが防犯カメラの設置!どんなことができる?

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ストーカー

現在、日本ではストーカー被害が深刻な問題となっています。
ストーカー関連の事件では、殺人事件も発生しており、今後の有効な対策が急務と言えるでしょう。
このブログでは、ストーカー被害の状況や有効な対策について解説します。

1.ストーカー被害の相談件数について

さて、警視庁のデータによると、令和2年のストーカー相談件数は、1,232件となっています。
また、令和2年のストーカー規制法による警告件数は495件、禁止命令が137件です。
さらに、ストーカー行為による検挙件数は126件となっています。
令和になっても1,000人以上の人がストーカー被害に悩んでいるのです

それから、被害に遭うのは女性だけとは限りません。
令和2年のストーカー被害の相談者の性別では、女性が1,004人(81.5%) 男性が228人(18.5%)となっています。
女性だけが被害に遭っているイメージが強いですが、約2割の被害者は男性です。
被害に遭っている人の年齢については、20代・30代が全体の6割以上を占めています。

そして、とくに注目したいのがどのような関係の人がストーカー行為を行っているのかです。
相談者とストーカー行為を行っている人物の関係性で見てみると以下のようになります。

○ 1位 交際相手(元を含む) 639件 (51.9%)
○ 2位 面識なし 94件(7.6%)
○ 3位 職場関係 89件(7.2%)
○ 4位 配偶者(元を含む) 66件(5.4%)
○ 5位 知人関係等 63件(5.1%)

(※データは警視庁 ストーカー事案の概況(令和2年)より引用)

さて、このデータを見て最も恐怖を感じることがあるでしょう。
多くの方は、お気づきだと思いますが、2位の「面識なし」の相手がストーカー行為を行っているという事実です。
例えば、同じ駅で見かけた、SNSなどを通して一方的に好意を持ったなどの理由で面識のない人物が行為に及ぶということ。
これは、言葉では言い表すことのできない恐怖です。


<参照サイト>
ストーカー事案の概況

ほった
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最近はSNSの投稿から家などを特定されるケースも増えています

 

どのような被害が多いのか?

次に知っておきたいのが、具体的にどのような被害が多いのか、についてです。
さきほどと同じ警視庁の資料によれば、次のような被害が多くなっているとのこと。

○ つきまとい等755件(38.5%)
○ 面会・交際等の要求 532件(27.1%)
○ 無言・連続電話等 261件(13.3%)

(※データは警視庁 ストーカー事案の概況(令和2年)より引用)

資料によれば、最も多くの被害は、つきまとい行為です。
職場や自宅などにつきまとうという非常に迷惑な行為。
その他にも、職場などを訪れて面会を要求する、交際を要求するなどの行為も多くなっているようです。
行為を行っている相手が、元交際相手や元配偶者などの場合には、復縁を迫るケースもあります。
それから、無言電話や何度もしつこく電話、メール、SNSなどで連絡をするなどの行為も多くなっているようです。

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

被害に遭ってしまったら、どのように行動すればよいのか?

まず、考えなければならないのが、自分自身を守ることです。
一人で解決するのは難しいですし、そのまま行為を放置すると行為がエスカレートする危険性や大きな事件に発展する可能性があります。
被害を大きくしないための対策として、「警察に相談する」のが有効です。
相手に対して警告をすることや被害の状況によっては検挙してもらうことができます。
警察に相談する際には、具体的な証拠(防犯カメラの映像等)や具体的な被害を記録したものを持って行くのがよいでしょう。

警視庁でもストーカー被害に遭わないための情報、被害に悩んでいる人に対して情報発信を行っています。
もしも、被害を受けている場合には、こちらの警視庁のサイトをチェックしましょう。

 

2.日本で起きたストーカーによる事件

パトカー

福岡県北九州市で2021年に起きたストーカーによる事件は世間に大きな衝撃を与えました。
当時49歳の女性が女性の元交際相手の男に刺殺されるという事件。
女性は、事件前警察にストーカー被害について相談していたそうです。
「交際を拒否しているにもかかわらず、電話やメールが来る」というもの。
そして、事件前に警察から男はストーカー規制法に基づいて禁止命令を受けていたものの、犯行に及んだという事件。
事件前に警察に相談していて、警察からも禁止命令が出されていたのにも関わらず、悲劇が起きたことに大きな衝撃を与えました

 

自宅に無断で侵入されるケースもある

2021年福岡県福岡市では、職場の部下であった30代の女性の自宅に50代の男が無断で侵入して逮捕されました。
この男は、女性に無断で合鍵を作り、女性の家に侵入しただけでなく、脱衣所の火災報知器にカメラを設置した疑いももたれています。
家に無断で侵入されただけでなく、無断で生活している様子を覗かれていたと考えると非常に怖いものです。

<参照サイト>
部下の女性宅に合鍵を作って侵入しカメラ設置

ほった
ほった
カメラをこのようなことに使われるのはとても悲しいです

 

自分で出来る対策とは?

このブログでは、ストーカー被害を防ぐための対策として、防犯カメラの設置をオススメします。
設置するメリットは、次の通りです。
○ 具体的なストーカー被害を記録できる
○ 警察に相談する際に証拠として提出できる
○ ストーカー被害の防止に役立つ

まず、ストーカー被害を記録できるのが防犯カメラの大きなメリットです。
被害を受けて、警察に相談する場合でも具体的な証拠がなければ、動いてくれない可能性があります。
ですが、防犯カメラに被害を記録しておけば、その映像を見せることで動いてくれる可能性が高まるのです。
それから、目立つ場所に設置することで行為を思いとどまらせる、未然に防ぐのにも役立つことでしょう。

 

自分でできるストーカー対策は防犯カメラの設置

日本全国でストーカーによる凶悪事件が発生しています。
もちろん、警察に相談するのも有効な対策ですが、自分でできる対策としては防犯カメラを設置することです。
カメラを設置することで、ストーカー行為を記録できますし、警察に証拠として提出可能。
さらに、犯行を思いとどまらせる、未然に犯行を防ぐのにも役立つ可能性があります。
自分の身を守るためにも、設置を検討してみましょう。

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