【実際の事件から学ぶ10】時効寸前の未解決事件!防犯カメラ映像の最新解析技術により犯人逮捕に貢献!

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映像解析技術は、年々進化しています。
そのため、数年前の技術では不鮮明で事件解決や犯人逮捕につながらなかったものでも、最新の防犯カメラ映像の解析技術によって、鮮明になり事件解決や犯人逮捕に貢献することもあるのです。
今回は、進化する解析技術や防犯カメラの映像がどのように事件解決に貢献しているのかを紹介します。

1.重要犯罪の犯人検挙に欠かせない防犯カメラ

警視庁が公開している「令和2年の刑法犯に関する統計資料」によれば、殺人・強盗・放火・強制性交等・強制わいせつ・略取誘拐・人身売買などの重要犯罪の容疑者特定に防犯カメラ等の画像が大きく貢献しています。
具体的に数値で見ていくと、・主たる被疑者を特定した警察活動のうち防犯カメラ等の画像であったものは次の通りです。(余罪を除く)

殺人 約6%
強盗 約26%
放火 約12%
強制性交等 約9%
強制わいせつ 約24%
略取誘拐・人身売買 約20%
全体 約19%

<参照サイト>
統計資料

注目したいのが、強盗や強制わいせつの数値です。
強盗や強制わいせつ事件の約4件に1件は防犯カメラ等の画像がきっかけで犯人逮捕につながっていることがわかります。
また、重要犯罪全体で見ても約5件に1件が防犯カメラ等の画像がきっかけで犯人逮捕につながっているのです。
ですから、防犯カメラは事件解決のために欠かせない存在となっています。

 

誤認逮捕のリスクを低減出来る

犯人を特定することが出来る防犯カメラは、誤認逮捕のリスクを低減させることにもつながります。
報道によれば、警視庁がベトナム人男性を誤認逮捕したとのこと。
警察では、被害者や目撃者の証言などから犯人と断定し、男性を現行犯逮捕したそうです。
ところがその後人違いであることがわかり、釈放されたとのこと。
どうしてこのようなことが起きてしまったのでしょうか?
原因はいくつかあるようですが、最も大きな理由は「防犯カメラの映像」などを確認していなかったことです。
証言だけでまったく事件と関係のない男性が逮捕されてしまうというのは、とても恐ろしいことと言えます。

もしも、映像を確認していれば、その場で別人であることがすぐに特定出来たはずです。
つまり、カメラの映像は犯人の特定が出来るだけでなく、誤認逮捕のリスクを低減させるのにも役立つと言えます。

<参照サイト>
警視庁がベトナム人男性を誤認逮捕

過去に参考になる記事を書いていますので併せてご一読ください!

 

技術の進化で時効寸前の未解決事件が解決!

最近注目を集めているのが、2015年に起きた事件です。
足立区内の路上で当時小学3年生だった男の子が、男にわいせつな行為をされたという事件。
当時は防犯カメラの映像が不鮮明だったことやDNAが採取出来なかったことから犯人が逮捕されませんでした。
しかし、時効寸前のところで画像の解析技術が向上したことから、再解析し、被害者に確認してもらったところ犯人が特定されたそうです。
解析技術が向上していなければ、犯人逮捕が難しくそのまま未解決事件として時効を迎えていたことでしょう。
今後も、技術の進化によって未解決事件が減り、犯人の逮捕に大きく貢献することが期待されています。

<参照サイト>
時効直前で逮捕!

 

2.画像解析などを行う専門部署がある

パトカー

2009年に警視庁に創設されたのが、捜査支援分析センター(SSBC)です。
この部署は、捜査現場を支援するための部署で、防犯カメラ画像の収集・分析や様々な情報の分析を行っています。
これまでにも様々な事件の解決に貢献している部署です。
例えば、次のような事件の解決に大きく貢献したと言われています。

渋谷ハロウィーン軽トラ横転事件
東京都江東区 アポ電強盗殺人事件
白金高輪駅 硫酸事件
堀田
堀田
どれもニュースで大きく取り上げられた事件ですね!
凶悪事件でも警察が防犯カメラの映像を非常に重要視していることがよくわかるでしょう。

 

性能が向上している

多くの事件解決に貢献している防犯カメラ映像ですが、解析技術の向上だけでなくカメラの性能が向上している点も大きな要因と言えます。
最近では、高画質のカメラも増加。
以前であれば、映像が不鮮明で犯人と特定出来なかったケースも多くあったと思いますが、今後は高画質のカメラが増えることによって、映像がより鮮明になり犯人の特定に役立つと考えられます。
分析することによって、犯人の特定だけでなく、逃走経路や潜伏先、利用した交通手段など様々な情報を得ることが出来るようになっていくことでしょう。

検挙率は今後上がる可能性がある

すでに多くの実績がある防犯カメラ映像ですが、今後も事件解決に大きく貢献してくれると考えられます。
検挙率が上がるだけでなく、未解決事件が大幅に減少する可能性があるのです。
容疑者が捕まらないという状況をなくし、早期に事件を解決するためにも防犯カメラの設置は必須と言えます。

今後も重要な役割を果たすことになる!

日々、映像解析技術が向上していますし、カメラの性能も向上しています。
現在でも、様々な事件の解決に大きく貢献していますが、今後も防犯カメラ映像は重要な役割を果たすことになりそうです。
すでにご存じの方も多いと思いますが、時効寸前の未解決事件が解決した例もあります。
被害者だけが泣き寝入りすることのないように、上手く活用して犯人逮捕に大きく貢献してほしいものです。


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