車が踏切内で脱輪して立ち往生した場合の対処法!事故が発生する原因について徹底解説!
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通勤や通学などで利用する人が多い「電車」ですが、踏切事故が全国で発生しています。
電車と車が接触してしまうという事故などです。
今回は、「なぜ踏切事故が起きているのか?」「踏切内で立ち往生してしまった場合の対処法」について解説します。
1.どうして踏切内で事故が起きるのか?
皆さんもテレビのニュースや新聞、インターネットニュースなどで「踏切内で列車と車が衝突する」というのを聞いたことがあるでしょう。
では、どうして踏切内で事故が発生してしまうのでしょうか?
事故の原因は様々ですが、主な原因として次のようなものがあります。
簡単に言えば、無理に通過しようとする、エンストや脱輪などで車を動かせない状態になってしまうことで起きるケースが多いのです。
それから、事故が起きるのは車だけとは限りません。
「電動車いす」による事故も起きているそうです。
こちらの原因は、脱輪、レールの溝に車いすの車輪が挟まる、段差、溝などでバランスを崩して転倒してしまうケース、死亡事故につながる場合もあるとのこと。
参照サイト
<踏切事故防止の取り組み>



正しく理解している人が少ない?違反行為について
主な原因としてもお伝えした「警報機がなっているのに踏切内に入る」という行為についてですが、これは道路交通法違反になることを知っていますか?
具体的には、「しゃ断踏切立入り」という違反になります。
正しく理解している人が少ないのですが、道路交通法第33条2項に次のように書かれているのです。
「車両等は、踏切を通過しようとする場合において、踏切の遮断機が閉じようとし、若しくは閉じている間又は踏切の警報機が警報している間は、当該踏切に入つてはならない。」
ですから、立派な違反行為になります。
参照サイト
<道路交通法>
過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。
立ち往生していた車と電車が衝突
2021年には千葉県で、踏切内で立ち往生していた車と電車が衝突するという踏切事故が発生しています。
この事故で、車は大破し車を運転していたと見られる女性の遺体が発見されたそうです。
また、非常ボタンによる通報はなく、電車の運転士がブレーキを掛けたものの間に合わず車と接触したとのこと。
あらためて、踏切内で立ち往生すること、非常ボタンを押さないことがどれだけの危険なのかがわかります。
参照サイト
<JR外房線で踏切事故 軽乗用車が大破>
2.必ず覚えておきたい踏切内で立ち往生した場合の対処法!
故意ではなくとも、脱輪やエンスト、その他の故障で車が踏切内で立ち往生してしまった場合の対処法について解説します。
動かない、動かせなくなってしまった場合には、「非常停止ボタン」を必ず押します。
さらに、非常停止ボタンのところには連絡先があるので、ボタンを押してから連絡をするのが正しい対処法です。
それから、車が動かせる状態で閉じ込められている場合には、遮断ポールを押して脱出しましょう。
高齢者の方などは、非常停止ボタンを押さない、そのまま車内にとどまってしまう場合が多いと言われています。
最初に「非常停止ボタンを押し、電車を止める手配」を行い、踏切内にとどまるのではなく踏切の外で待つのが重要です。
衝突してしまった場合には、電車が脱線して乗客の安全が脅かされることになりますし、車のドライバーも命の危険があります。
そのため、立ち往生してしまった場合には、素早く電車に知らせる、電車を止める手配を行い安全確保することが大切です。
法律上でも道路交通法第33条3項に、「車両等の運転者は、故障その他の理由により踏切において当該車両等を運転することができなくなったときは、直ちに非常信号を行なう等踏切に故障その他の理由により停止している車両等があることを鉄道若しくは軌道の係員又は警察官に知らせるための措置を講ずるとともに、当該車両等を踏切以外の場所に移動するため必要な措置を講じなければならない。」と書かれています。
身勝手な行動が事故につながってしまう
2019年には男の身勝手な行動によって事故が発生しています。
男は、前の車が進むと思い踏切内に侵入したものの、進めずに遮断機が降りてきたと警察の取り調べに対して答えたそうです。
また、当時は渋滞していて後続車がいて立ち往生したとのこと。
しかも、電車が迫ってきたのにもかかわらず、非常停止ボタンは押さず、電車に向かって「ダメだよ」と手を振ったと話していたそうです。
その結果として、電車と衝突するという事故が発生。
この男は、衝突する際には踏切の外に逃げて怪我がなかったと言いますが、身勝手としか言えません。
自分のことしか考えず、適切な行動もせず、他の人に大きな迷惑をかけるのは許されないでしょう。
参照サイト
<60代男、踏切内に進入>
AI画像解析技術が踏切内の安全に活用されている
一部の鉄道会社では、踏切内での事故を防止するために、AI画像解析技術が使われています。
異常を検知した場合には、電車の運転士に危険を通知する、運転指令室へ警報が発報されるなどに活用されているのです。
これまでのカメラでは検知できなかったものも、AI画像処理で立ち往生している車や人を検知できるようになれば、踏切事故が減るだけでなく、未然に防止できるようになるでしょう。
3.そのままにしてはダメ!電車に危険を知らせることが重要!
故障などで、踏切内で立ち往生してしまった場合には、何よりも電車に危険を知らせることが重要です。
つまり、非常停止ボタンを押すということ。
絶対にやってはいけないのが、そのまま何もしないということです。
状況を放置すると、あなたはもちろん電車の乗客などを危険にさらすことになってしまいます。
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