ダミーカメラはなぜ危険?目的に見合った性能が必要な理由とは

ドア近く防犯カメラ

 

 

 

 

 

 

 

 

価格が安く防犯カメラに見えるという理由でダミーカメラを考えているならば、カタログパッケージに騙されすぎです。
なぜなら、ダミーカメラは盗みの初心者に対してのみしか効果を発揮しないからです。
では、ダミーカメラの危険性には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

1 ダミーカメラは本物の防犯カメラとのセットで使わないと意味がない

防犯カメラを設置しておけば全ての窃盗犯や強盗犯を防げるというものではなく、ダミーカメラに至っては防犯カメラそっくりに作られていると考えてしまうのはカタログに記載されている宣伝を信じすぎです。
なぜなら、ダミーカメラと本物の防犯カメラをそれぞれ用意して、どちらが本物の防犯カメラか見比べてみれば一目瞭然だからです。

1-1プロの目線から見ればダミーカメラはすぐに分かる

ダミーカメラを1度設置した後で、定期的にメンテナンスする人がどれだけいるでしょうか。
ダミーカメラは1度設置すると、設置したことに満足してしまい定期的な清掃すら疎かにしてしまいがちです。
防犯カメラとして稼働させている状態ならば、カメラのレンズ部分が汚れていたら録画映像が不鮮明となって、すぐに少なくともカメラレンズを拭きに行くといった程度のことは誰でも行います。
これから盗みに入ろうとするプロの窃盗犯は、下見を行うことが多いからこそ数多くの防犯カメラを見慣れているはずです。
プロの窃盗犯から見れば、ダミーカメラと防犯カメラの外見が同じであっても、配線や稼働状況・メンテナンスといった部分の違いからすぐにダミーカメラがどれかと見抜いてしまいます。

1-2中途半端な防犯は窃盗犯のターゲットになりやすい

ダミーカメラを設置する人の多くが、単独で防犯性能があると勘違いして設置してしまうので、実は防犯カメラを設置したいと考えるほどの資産があると周囲に宣伝している状態に陥っています。
さらに本物の防犯カメラではなくダミーカメラのみを設置してしまうと、防犯カメラが設置されていないにも関わらずダミーカメラに防犯性能があると思いこんで油断してしまうわけです。
プロの窃盗犯にとっては、本物の防犯カメラが無くダミーカメラのみであれば、住人が油断して侵入しても証拠撮影をされずに済むという点から次の侵入先候補としてチェックされてしまいます。
防犯カメラの設置無しにダミーカメラのみを設置することは、かえって窃盗犯を呼び込んでしまっているわけです。

2防犯カメラは何のために設置するのか原点に立ち返り考えよう

防犯カメラの設置目的は、犯罪被害に遭わないように抑止する効果を狙ったものであって、副次的な効果として録画により犯人検挙に繋げることができるという面があります。
このため、少なくとも犯罪抑止効果と証拠保全効果という2つの効果が揃ってこそ、防犯カメラを設置する意味が出るわけです。

2-1防犯カメラが複数方向に設置されていたら近づかない

窃盗犯にとって防犯カメラの設置が最も嫌だと考えるケースは、複数の防犯カメラが互いに撮影範囲を被らせて別の角度から設置されている場合です。
複数の防犯カメラを同時に機能停止させることは難しく、音を立てずに無力化する努力を行うくらいなら、ダミーカメラのみが設置されている家を狙います。

2-2ダミーカメラがあれば警備予算をケチっていると判断される

ダミーカメラが設置されていと、警備予算に限りがあるというよりも、窃盗犯からすれば防犯予算をケチっているという判断がなされます。
室内に守らなければならないお宝があるにも関わらず、ダミーカメラで誤魔化そうとしているならば、相当溜め込んでいるに違いないと余計に窃盗犯を誘ってしまうわけです。

2-3防犯カメラは録画している前提

ダミーカメラにはそもそも撮影機能だけでなく録画機能すらありませんが、防犯カメラが稼働していれば録画していると誰もが考えます。
本物の防犯カメラのメリットは、録画前提で運用していると誰もが考えているからこそ、実際には監視カメラとしての機能しか付けていなくても防犯に役立つわけです。

防犯目的なら本物の防犯カメラをプロに設置してもらおう

防犯目的でカメラを設置するならば、窃盗犯を呼び込んでしまうダミーカメラは避けて本物の防犯カメラの設置が望ましいです。
しかし、防犯カメラの性能がいかに優れていても、設置場所が不適切ならば防犯カメラとしての効果が少なくなってしまいます。
防犯カメラの設置場所に関するノウハウは、防犯カメラのプロに設置相談から施工まで依頼すれば、窃盗犯や強盗犯が最も嫌がる場所への設置が可能です。

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