【実際の事件から学ぶ⑥】福岡で8年間も暗躍した「令和の大泥棒」についに判決が下る
- ブログ
- 実際の事件
皆さんは、「大泥棒」と聞くと誰をイメージするでしょうか?アニメで言えば、「ルパン三世」。
歴史上の人物なら、「石川 五右衛門(いしかわ ごえもん)」などをイメージする人が多いでしょう。
実は、福岡でも8年間に渡り暗躍していた「令和の大泥棒」がいたのです。
今回のブログでは、福岡で暗躍した令和の大泥棒について解説します。
目次
1.8年間も逮捕されずに犯行を重ねた大泥棒!
報道によれば、福岡地方裁判所飯塚支部で、ある男に懲役2年6カ月の判決が言い渡されました。
この判決を受けた男こそ、「令和の大泥棒」と呼ばれた男。
この男は、2013年頃から福岡県飯塚市や宮若市などの民家に空き巣に入り、現金などを盗み出していたそうです。
ただの空き巣事件であれば、それほど珍しいことではないでしょうが、なんと現在判明しているだけでも
この男が関与した空き巣事件が200件以上もあり、被害総額は5,000万以上となっています。
逮捕されたのは、2021年6月なので8年間も捕まらずに犯行を重ねていたことに驚きです。
8年間の間、逮捕された男は一切仕事をせずに、盗んだ金などは妻に渡していたとのこと。
男の家族は、盗んだ金で生活をしていたことになります。
被害者からすれば、絶対に許せない行為です。
どうして長い間、捕まらなかったのか?
なぜ、長い間、捕まらずに200件以上の犯行を行うことができたのかが気になります。
捜査関係者によれば、逮捕された男は、4つのルールを徹底していたようです。
その4つのルールとは、次のようなもの。
参照サイト
https://bit.ly/3HHVQpB
多くの犯行を繰り返していた男は、むやみに犯行を行っていたのではなく、
捕まるリスクを低減させるために、なるべく人目につかない、被害に気づくのを遅らせる、金目のものを素早く見つけて、素早く実行する意図があったようです。
もしも、防犯カメラが設置されていれば、犯行の瞬間や犯人の姿が記録されるので、あえて設置されていない家を狙っていたのでしょう。
庭がきれいな家が、どうして狙われるのかについてですが、男によれば、
その家の人は性格が几帳面で、家のなかが整理されているため金品を見つけやすいとのこと。
過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。
狙われた家の特徴について
4つのルール以外にも狙われる家の特徴があったそうです。
その特徴とは、「タンス預金をしている人」「無施錠の家の人」。
タンス預金とは、そのままの意味で、タンスに現金や預金通帳などをしまっている人です。
タンスの引き出しなどに入っていた現金を盗まれてしまった人もいます。
それから、無施錠の家も被害に遭いやすいのです。
「すぐに帰ってくるから」と無施錠で散歩や買い物に出掛けてしまう人は注意が必要。
そんな、無施錠の家は泥棒にとって格好の狙い目となります。
防犯カメラの設置はもちろんですが、施錠をする、防犯意識を高めることが大切です。
2.泥棒に狙われないためには、どうすればよいのか?
※警視庁の刑法犯に関する統計資料によれば、令和2年の住宅を対象とした
空き巣の認知件数は、13,865件となっています。
https://bit.ly/32ycJEy
空き巣の住宅への侵入手段で上位となっているのは、「無締り」「ガラス破り」などです。
侵入手段として、半分以上を占めているのが、無締り。
無締りとは、そのままの意味で施錠がされていない状態のことです。
オートロックや防犯カメラを設置していると、その安心感によって、ついつい施錠をせずに出かけてしまう人もいます。
そういった家は、簡単に侵入できるので、狙われることが多いのです。
オートロックや防犯カメラを設置していても必ず玄関、窓などの施錠を行いましょう。
オートロックは安心と思いがちですが、他の住人と一緒にエントランスを通過してしまえば、施錠していないと家の中に侵入されてしまいます。
どんな家を嫌がるのか?
侵入するのに時間がかかる家、他の人の目につきやすい家への侵入は非常に嫌がります。
泥棒にとって最も避けたいのは、捕まることなので、
侵入するのに時間がかかる家や死角の少ない家は狙われにくくなるのです。
反対に、木や塀などで囲まれていると、侵入しても外から見られないので、犯行を行うのに好都合となってしまいます。
できるだけ家の死角をなくすようにしましょう。
死角となる場所には、人感センサー付きのライトを設置する、あるいは防犯カメラを設置することで死角を少なくできます。
短時間でも施錠をする習慣を!
空き巣などの被害を少なくするには、防犯カメラの設置が非常に有効です。
ただし、防犯カメラを設置すれば、絶対に安心できるものではありません。
さらに、大切なのは「短時間の外出でも施錠をする習慣を身につけること」。
朝のゴミ出し、子どもの送り迎え、散歩、買い物など短時間なら、無施錠でも大丈夫と考えてしまう人が多いのです。
しかし、そんな短時間でも泥棒は見逃しません。
あなたの大切な財産を守るためにも、防犯カメラの設置はもちろんですが、短時間でも必ず施錠を行いましょう。
空き巣被害を防ぐには、防犯カメラの設置と施錠が有効!
空き巣被害を防ぐには、防犯カメラの設置と施錠を行うことが有効です。
侵入しようする泥棒に、時間がかかりそう、隙がなさそうと思わせるのがポイント。
防犯カメラの設置なら、弊社までお気軽にご相談くださいませ。
★防犯カメラ導入プラン