【実際の事件から学ぶ④】防犯カメラのない女湯に侵入しクレジットカードを窃盗。被害総額は数億円?

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防犯カメラは、様々な場所に設置されています。
防犯カメラを設置することで、犯罪の抑止力、犯罪の証拠となりますが、
防犯カメラの設置が難しい場所も存在しているのです。
そして、それを利用して犯罪が繰り返されてしまうこともあります。
今回は、防犯カメラのない女湯のロッカーばかりを狙って盗みを繰り返していたというニュースについて紹介。

1.防犯カメラのない女湯のロッカーばかりを狙って盗みを繰り返す!

先日、衝撃的な事件がありました。
報道によれば、あるホテルの大浴場のロッカーからクレジットカードを盗み、
その盗んだクレジットカードを使って家電量販店で商品を購入した疑いで、7人が逮捕されたそうです。
温泉などでの窃盗事件は昔からよく聞きますが、今回の事件はもう少し奥が深そうな事件。

警視庁によれば、この窃盗犯達は、防犯カメラが設置されていない
女湯のロッカーばかりを狙っていた疑いがあるそうです。
首都圏では、この事件と手口がよく似ている被害が相次いでいて、関連性を調べているとのこと。
警視庁の捜査では、被害額はあわせて数億円に上るとみているそうです。

 

以前こんなニュースもありました。併せて読んでみてください。

https://onl.tw/qqrp48V

 

防犯カメラがあればもっと事件は早く解決できたのか?

このニュースのポイントは、「防犯カメラが設置されていない場所」だったことです。
防犯カメラが設置されていれば、おそらくですが、被害額が数億円に上ることはなかったでしょう。
防犯カメラが設置されていなかったことにより、次のような問題があったと考えられます。

① 犯行の証拠が記録されない
② 犯人が特定できない
③ 誰も気づかない

などの問題です。
防犯カメラが設置されていないため、犯行の証拠が記録されません。
また、犯人を特定することも難しくなります。
窃盗の瞬間をみていたなどであれば、すぐに捕まえることができるでしょうが、
防犯カメラが設置されていなければ犯行に気づくこともない少ないでしょう。
今回の事件では、防犯カメラが設置されていなかったというのが大きなポイントになったと考えられます。

 

過去に参考になる記事を書いていますので、よろしければ併せてご一読ください。

 

防犯カメラを設置するのが難しい場所も存在する

今回の事件では、防犯カメラが設置されていれば、犯罪を防ぐことができた、
あるいは被害額をもっと少なくすることができたでしょう。
さらに、犯人を特定することもでき、犯人逮捕ももっと早くできたと考えられます。
ですが、この事件はそれほど簡単なことではないのです。
「大浴場の脱衣所に防犯カメラを設置してもよいのか?」という問題があります。
脱衣所に防犯カメラを設置すれば、たしかに窃盗事件を減少させることができるでしょう。
しかし、モラルの問題があります。

例えば、脱衣所に防犯カメラを設置した場合、次のような問題が起こります。

・利用者から訴えられる可能性がある
・客足が遠のく恐れがある
・映像を悪用される恐れがある

などの問題があるでしょう。
脱衣所は、男性でも女性でも裸になる場所です。
防犯のためとはいえ、自分の裸を無断で撮影されてしまうことに抵抗がある人がほとんどでしょう。
最悪の場合には、訴えられてしまう可能性もありますし、利用者が減ってしまう恐れもあります。
さらに、防犯カメラで撮影した映像を悪用されてしまったらと考えると、
防犯カメラを設置したいけれど、なかなか設置できない状況が存在しているのです。

 

2.防犯カメラを設置しにくい場所

防犯カメラのない女湯のロッカーばかりを狙って、盗みを繰り返していた事件について紹介しました。
大浴場の脱衣所も防犯カメラを設置しにくい場所ですが、それ以外にも防犯カメラを設置しにくい場所があります。
それは、トイレです。
「トイレに防犯カメラ?」と感じる人もいると思いますが、
実はトイレでも様々なトラブルが起こります。

 

トイレで起こるトラブルとは?

トイレで起こるトラブルには、次のようなものがあります。

○ トイレットペーパーの窃盗
○ いたずら
○ 器物損壊(便器などを破壊する行為など)
○ 性犯罪


このようなトラブル・事件を防ぐためには防犯カメラを設置するのが望ましいと言えますが、
トイレはプライバシーに配慮しなければなりません。
そのため、設置するのが難しい場所となっています。

トイレの個室に防犯カメラを設置することはできない

トイレに防犯カメラを設置する場合、プライバシーの侵害にならないよう十分な配慮をしなければなりません。
商業施設等でもトイレの内部に防犯カメラが設置されているケースは
ほとんどないでしょうが、入口付近の通路などには設置されているケースもあります。
飲食店や商業施設、駅などでは、トイレットペーパーの窃盗や
トイレへのいたずらに頭を悩ませている人も多いでしょう。
そのため、トイレの個室に防犯カメラの設置を検討している人もいるでしょうが、
それは違法行為なので、個室内に防犯カメラを設置することはできません。
万が一そのようなことをすれば、処罰を受けることになるでしょう。

防犯カメラは非常に役立つが、設置が難しい場所もある!

防犯カメラを設置することで、犯罪の立証、犯人の特定などに大いに役立ちます
しかし、大浴場の脱衣所やトイレなど防犯カメラの設置が難しい場所があるのも事実です。
どのような防犯対策ができるかは、専門業者に相談するのがよいでしょう。

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